コスプレイヤーがジャニオタになった話

よくある担降り記事みたいに、

2015年1月、コスプレイヤーからジャニオタにオタ降りしました。

…という話を書きたいと思う。オタ降りっていう言葉は今作った。

 

 2010年の1月頃に初めてアニメにはまり、絵や小説を描き始め、ブログを開設し、グッズを集め、友達と萌え語りをする…という普通のオタクになった。Twitterを作ってからは萌えを語ればふぁぼやRTが来るのも嬉しかったし、フォロワーの皆と一緒にアニメの時間にリアルタイムで実況するのが何よりも楽しかった。

 しかし大好きだったアニメの絶頂期が終わり、pixivのランキングを席巻していた時代もみるみる過去のものとなり、そのアニメを語る人もずいぶん減ってしまった。時期を違わずコスプレを初めていたのだがそちらの世界でもだんだんそのアニメのコスプレをする人は少なくなっていった。

 コスプレは楽しかったけれど、週に4日コスなどとお金も体力も時間も顧みずに予定を増やし続ける自分が少し怖くもあった。無理して行った併せ、特に人数が多く必然的に苦手なタイプの人がいるようなものは、行ってから後悔したこともあった。冬も夏も、昼はバイト、家に戻って衣装、土日はイベントというコスプレに縛られた生活をしていた。それでも楽しくて、「一生離れられないんじゃないか」とも思っていた。25,26になってもずっとコスプレをしているのかもしれないという不安が随時どこかにあった。

 ジャニーズの存在は認知していていわゆる「お茶の間ファン」ではあっても、自分と関わることのないものだと考えていた。現実の男の子にワーキャーいうのもなんだか変だし、ごまかしたところで結局アイドルに本気で恋をしているのだろう。ジャニオタをそう思っていたこともあった。

 

 

 2014年の夏はバリバリコスプレしながら、コスプレイヤーでジャニオタの友達に勧められて以来、ちょっと気になっていた舞祭組の新曲を見て踊ってみたり、カラオケで歌ってみたり、「キスマイBUSAIKU?!」を動画サイトで視聴していたりした。

 そして2014年9月、アメリカに戻ると同時に過去のキスマイBUSAIKU?!をただただ視聴し、キスマイのデビュー後の音楽番組・PV・メイキングを沢山見るようになり、Little Tokyoの紀伊国屋に行ってあんなにも本好きだった自分がドル誌を立ち読みして1~2時間を潰した。

 キスマイ関係のツイートがこの頃の自分のTLを見ているとどんどん増え始め、

 

こんなことも言っていたのに

 

ついに初めての自担が決まる。キスマイの横尾さん。

 

だんだんとコスプレとの兼ね合いを考え始め、まさか自分がジャニオタになるとは思っていなかったのに、ものすごい勢いで坂を下っていった。本垢であらぶりすぎたことに観念し、11月にはついにジャニ垢を作ってしまった。

 

 

 好きになって気づいたのは彼らを「担当する」「推す」感情は、少なくとも私にとっては思ったほどアニメキャラを好きになる感情と変わらない、ということであった。「◯◯君と結婚したい!」とアニメキャラのことをいうのもジャニタレのことをいうのも変わらない。つまり実際結婚するとかしないとかじゃなく(出来ない訳だし)、ただただ「結婚したい」という愛情表現なのである。

 

それと、気づいたのはジャニーズ沼の深さ。

一クールのアニメをある程度語るには、アニメを見ることだけすればいい。

もちろん、それにまつわる裏話を読むため声優さんのブログを読んだりラジオを聞いたり、原作を読んだり、雑誌を買ったり、イベントがあればイベントに行くのも手だが、基本的にはその12話、実際6時間にも満たないアニメを見ればある程度その「好き」を語ることができる。

また、アニメ雑誌などで組まれる特集はあくまで描きおろし絵などがメインであり、そこに付随する記事の部分にとんでもなく重要なものがあることはそうそうない。

 

ジャニ沼は事務所に入った瞬間から運命が始まっている。

初めて雑誌に載る、実は◯◯のコンサートのバックで踊っているためDVDに写っている…

毎月、大手5社から通称「ドル誌」が発売される。デビューすると殆どの場合毎月すべての雑誌に載るので、一年で60冊。ほかにもテレビ情報誌でも特集が組まれたり…デビュー前でも雑誌で特集を組まれることもあるため、CDはなくても、全てを買わずとも、過去の雑誌の写真などを遡るだけでも相当な時間が必要になる。何年のインタビューでこういった、好みの女性像など、雑誌の細かい情報は彼らを追うために必要不可欠な情報になってくる。

少年倶楽部」(通称少クラ)というジュニアがメインの放送でも写っているコーナーがあったり、誰かのバックで踊っていたり…どの放送にいて、どの放送にいないのか。アニメと違って「12話見ればとりあえず分かる!」のではなく、まずどこにいるのかを自主的に発掘しなければならない。また、雑誌の同じ写真が使われることはほとんどない。アニメによくある「◯◯の絵がグッズに!」や、「雑誌のイラストがまとまったトランプが付録!」みたいなことがない。そして、一度デビューすると相当なことをおこさない限り彼らは一生アイドルを約束されている。ただただ情報を追いかけ続けるしかない。

 

 今は毎日が楽しい。朝起きて、最新情報が出ていないか見て、時間差はあるけど動画サイトで放送を見て、もし起きている間にCDの発売やTV番組の出演が決まれば、タイムラインで皆が同じようなことを呟く。まるでアニメが最盛期を迎えていた頃と同じような久しぶりの状況。はまったのが新しいアニメじゃなくて、ジャニーズのアイドルというジャンルの差こそすれ、私の中では同じことなのである。

 

 アニオタと自分を呼べるかはずっと前から考えていたのだけど、今はアニメの話をするよりジャニーズの話をしていたいし、どこに貢ぎたいかと言われればジャニーズに貢ぎたい。そう考えるとあんなに大事で、こだわって、執着していたコスプレ衣装やデータに対する未練が成仏するかのようにふっと消えて、「ああ今がコスプレを卒業するときだな」と思ったのである。

 

 

 アニオタ(というか二次オタ)から見たジャニオタの話をするつもりがなんだかよく分からないうえに長い記事になってしまったけれど、ひとまずこれで。

 こっちのオタクを初めてまだまだ日が浅いけれど、初めて現場に行ったときの発見とかそういうのは今度書きます。

はてなブログ初めてつかったのと、ツイートが入れられるっていうのがえげつなく楽しすぎて必要ないツイート入れすぎた気もしました。)

 

ありがとうございました!