いたれりつくせり。

アニオタからジャニオタ。オタクのオタク。

初めてのジャニーズイベント参戦。

※一番言いたいことは真ん中にあって、真ん中の長文以降は日記みたいな感じなので後半は読み飛ばしていただいても構いません※

 さて、キスマイにはまって2~3週間経った頃、私はとにかくキスマイに会いたかった。一年の2/3は海外で過ごしているものにとって、アイドルの歴史を遡る時間はあれど彼らに会うのは極端に難しい。

 ただしそんな私たちにもチャンスはやってくる。タイムラインの皆が東京ドームでのライブで盛り上がっている頃に突如それは投下された。

 「キスマイ新春ファンイベント」

 日付を見て小躍りした。行ける!まさか、次に会えるとしても夏のツアーになると思っていたキスマイに、冬に会えるとは…。

 しかし現実はそこまで甘くはない。好きだったアニメの全盛期時代、恐るべき運のよさでファン感謝祭などをことごとく当てていた私は、キスマイの人気をよく知らなかった。

 会員証を作り、届くまではそわそわし、届いたはいいが親に応募をしてもらったか確認し、あとは祈るだけとなった。電話確認は自分で聞きたかったので親にかけさせず、帰国してから聞いた。

落選。 一名義である。そんな簡単に当たったら苦労していない。

 

 

 事の重大さをまだ分かっていなかった私は双子のマルPにチケツイを一任し、日本での人生を謳歌していた。マルPは年末までにチケットを譲っていただく方を見つけ、私は気づいた。二連なんて見つからない…!

 チケットが見つからず焦りがつのり、ツイッターに張り付き、やっとチケットをお譲り頂ける方を見つけた。もちろん一枚。

 そう、まさかの人生初めてのキスマイイベント参戦、一人。初めてコスプレした時も、初めてアニメのイベントに行った時も双子同時行動だったのが、まさか人生初の横アリにたった一人で行くことになるとは…。

 知らない方ばかりのコスプレの併せに一人で行くのも怖いのに、である。でもコスプレの経験で電車の乗り換えはなれているし、まあなんとかなるぐらいの気持ちでドキドキしながら会場に向かう。

 会場付近での私の最初の感想はただただ「前の3人」の強さに尽きた。横尾さん担が少ない。(これは持っているうちわ、それとメンバーカラーなどで判断する。)ちなみにツイートがものすごく片言なのはタブレットからツイートしていて、私がタブレットに慣れていないからである。

 そして、「奇抜な格好」の多さ。コスプレイヤーをしていて街でのコスプレ〜などに敏感になっているとここの会場の奇抜さはものすごい。アイドルに見てもらえるには目立つ格好をしたほうがいい。

メンバーカラー全身のつなぎ!顔にタトゥー!頭にジェラトーニ!コマさんの着ぐるみ!もぎゅっとの海未衣装!

なんでもありである。(後で知ったことだが、他のジャニタレのイベント/コンサートはここまでひどくないことも多いらしい。キスマイは仮装大賞と言われることも多いとか、多くないとか。)

 そして盛り髪/厚底。これもただただ目立つためだと思うのだが、なんかもうすごい。キスマイはファン層と昔の売り出し方(チャラめ)でこういうファンが他ジャニグループに比べ多いとも聞いていたのだが、盛り髪とか結婚式とかキャバクラでしか見ないようなのが横浜アリーナまで歩いて行くのである。もう仮装大行列。すごい。

 オタクやコスプレイヤーとして生きてきた頃は、例外はあれど同人イベントでも、公式イベントでも出来る限り公共交通機関では静かに、オタクだとばれないように〜みたいなのが多かった気がする。現に公式ファンイベント(コスプレの公式許可が下りていない)にユニフォームなどを来て参戦したものには冷たい目が向けられる事が多かった。でもこっちにはそれがない。

 私個人の印象でしかないが、例えばオタクのイベントで黒い(おとなしめな)服の子8割:派手な子2割だとすると、こっちのイベントではこれが逆転し、2割:8割となる。アリーナ付近での「ってかやばいやばい◯◯君目の前まできた!」「嘘まじで?!」「触ったよ〜!」「えーじゃあ触らせて手触らせて!」みたいなくだりはもう…私気づいたら大人になったんだな…(遠い目)みたいな感じで、自分の老いを実感した。とにかく皆テンションが若い。いい意味でも、もちろん悪い意味でも。

 今まででは原宿や渋谷ですれ違う以外に絶対に交わることのなかった、ノリノリイケイケ系で彼氏がいたこともあって放課後はカラオケ行って西野カナ歌ってクレープ食べて恋バナに花を咲かせ、家に帰ったら好きな子と友達にLINEでスタンプテロとかして、たまにジャニーズかわいいっていう*1そんな若いJCやJKの女の子たちと、ただ同じジャニーズグループが好きだというだけで同じ会場にいる。まさか私がこの人達と同じくくりに入る日が来るとはおもわなかった。

  もうあそこはデートの会場なのである。街コンみたいな。大人しい人でもメンバーカラーをワンポイント主張にいれたり、アイドルが雑誌で言っていた好きな系統の服を着て行く。イベントの日に着る服を「参戦服」というのだが、もうこれは完璧に勝負下着みたいなものだと思っている。ネイルして、メイクして、ヘアセットして、ステージに立っていて同じ空間にいて同じ空気をすっている彼と、2000人ぐらいの女の一人として、デートするのである。うちわはさながら愛を伝えるラブレターで、見てもらえなくてもつくっていくし、あれ自体が愛を伝える作品みたいなところがある。

 

 そしてここからが生まれて初めて好きなタレントに生で会った感想。ちなみに私は横浜アリーナに入った時点で泣きかけ、今までTVで見てきたジャニタレに遭遇し号泣する女子高生に心の中で土下座をした。なお、このツイートは双眼鏡も何も持っていない初参戦のコメントなのだが、今見てもびっくりするぐらい横尾さんしか見えていない。

 

 そしてイベント終了後渋谷でコス友さんとオフをしたのだが、一回目のイベントから相当やらかしている。自作のうちわを落とし、拡散され、多大なる迷惑をかけた。すぐに自分で拾得物の場所に行き見つけたのだが、まさか拡散されているとは知らず、このあとのオフの途中、マルPから電話がかかってきて怒られた。

 

イベントは5日~8日の合計4日間で、私は6日に一度入ったのだが、このあともう一回奇跡的にご縁があり、8日の最後の公演で横尾さんに会えた。中一日でアイドルに会える。なんたる幸せ。

↑コスプレ衣装

 

 大分言いたいことがぶれてしまった気がするが、(イベント後すぐにこの記事を書くべきだった)最後にこのツイートを:

 

でもまだ東京ドーム行ったことないです!夏とか行きたいです!

 

*1:すべてイメージです