いたれりつくせり。

アニオタからジャニオタ。オタクのオタク。

いちジャニオタの私のファンレター事情

高校時代の親友が若手俳優界隈のオタクをやっているのと、ジャンルとして興味深いので、若手俳優さん関連のブログはよく読む。今年の夏はファンレターをたくさん書いてみてなんとなく方法も確立出来てきたので書き記しておきたいなあ、と思ったところで若手俳優さん関係の方で素敵なものがみつかったので、質問に答えてみることにした。

cz57.hatenablog.com

cz57.hatenablog.com

 

ファンレターは例外を除き関西ジャニーズJr.にしか書かない。ファンレターBOXのほうが直接彼らの手に届いていそうなことが発言などでなんとなくわかるので、公演がある春・夏・冬、公演期間中に松竹座のファンレターBOXへ投函している。でも需要は示したいのでカウントに入れてもらうために公演期間外でもばりばり書いていきたい。

濵田くんには一度書いたけれど、横尾さんにはまだ書いたことがない。純粋に母数の多さで、運営の推す推さないにファンレターの数があまり関係ないと思うから。でも最近は書くこと自体が楽しくなってきたので、横尾さんにも濵田くんにも今度書きたい。

 

①宛名

封筒にはフルネーム+様、便箋orはがきにはフルネーム+くん(またはさん)。

年下または同い年、年上でも一つ上ぐらいの子にしか書かないので、基本はくん。

ある程度年上の方に書くときはさん。

色はめったに変えない、宛名装飾はつけない。

 

②書き出し

初めての子には「初めまして!」。初めてあなたにファンレターを、このタイミングで書くことにしましたよ、みたいなことが少しは伝わるかなあと意識して書いている。

他の子は「こんにちは!」がほとんど。私が昼に書くことが多いから。それ以上でもそれ以下でもない。

書き出しの最初の段落には時節の挨拶…じゃないけれど、天気とかの話題で始めがち。同じ出身地の子には「バケツをひっくり返したような雨が降っていた日に書いています」から入って最後に「書いてるうちに晴れました!」でしめたこともあるし*1、宇宙や星が好きな子には「昨日はペルセウス座流星群でしたね、見られましたか?」とか。本文にタイムリーなことをあまり書かないだけに、あとからまとめ読みしたとしても「だいたいいつ、どういうシチュエーションで書いている手紙なのか」がなんとなく分かるといいなと思ってここが毎回一番バリエーションがある。

 

③内容

公演にまだ入っていないときには、「◯◯のシーンがあると聞いて、今からとても楽しみです。」とか。向こうも恐らくTwitterでレポが流れてることは知ってる…はず。あと本人たちが雑誌でネタバレしたりもするのでそれを基にする。

公演期間中は前に入った公演の感想がほとんど。無い語彙力を総動員して褒める。本人が喜びそうなところをピンポイントに褒めるといい、とお友達に教えてもらったはいいもののいまひとつ分からないので「ここもかっこよかったですあっここも素敵でしたここも好きです全部かっこいいです」に語彙力を肉付けしていく感じ。素敵、目を奪われる、夢中になる、虜になる、釘付け、ドキリとさせられる…あたりが多い。

あとは向こうが「こういうことをファンレターで教えてください!」って言ってきたらそれを書いたりもする。

次のお仕事が決まっていれば「◯◯への出演決定おめでとうございます!」とかも。

 

④締め

だいたい以下の3つの中から2つぐらい適当に選んで締めの段落が出来る。

1. 次の仕事が決まっていなくても、だいたい「また松竹座で」。でもこれも限定している気がしていて嫌だから、「松竹座ではもちろん、機会があれば他のステージでも、◯◯くんの姿が見られますように」パターンもやる。松竹座だけにしておきたくない。

2.(暑いですが寒いですが舞台も折り返しですが)「体に気をつけて頑張ってください」

3. 「これからも◯◯くんが◯◯ですように」。

 

本文が終わったら日付と差出人。

差出人の名前は本名(苗字+名前)すべてひらがな、あとゆるゆるのマスコットみたいなやつ。自分の字体が固いので、ひらがなでせめてもの柔らかくしたいのと名前をなんとなくペンネームっぽくしたくてこうしてる。あと(変換したら一番上に出てくるような漢字だけど)漢字の情報まであげなくてもという気持ち。

こういう雰囲気じゃない方には普通にフルネーム漢字。

 

⑤手紙を渡す頻度

舞台・コンサート期間中は初回書かなくても2回目以降は絶対書く。2回以上観劇の予定がないときには友達に渡してレターボックスに入れてもらう。

そしてこの期間中は他のファンもみんな書くので、舞台がない期間にも需要を示すため書き続けておきたい。ほんとは現場がないときでも週一で書きたい。ただ送料が高いので(あと普通郵便が届くまでに2週間ぐらいかかるので)書いてない。まだ。

 

⑥手紙の量

便箋・封筒の大きさによる。ふつうサイズの便箋だと基本2枚。感想が入ると2枚半〜3枚になりがち。出来れば2枚以内だけどぎゅうぎゅう詰めにしても読みづらいし、だったら3枚で見栄えがいいほうがいいか、ってなっちゃう。

好きだけど推しってほどではない子にはちっちゃい便箋に1枚とか、2枚とか。

今最高で推しに普通の便箋で5枚書いたことある。申し訳なかった。あと昔はもっと小さい字でぎゅうぎゅうに便箋2枚に抑えたことあったけどあれ今年の夏の5枚よりも多分量があった…怖い…!!!!!

 

⑦手紙の種類

推しのグループメンバーが「もらったファンレターのレターセット、100円ショップで売ってる奴やんな!」とか言ったりしてたらしいから*2、100円ショップのはあまり使わないようにしている。去年の夏・冬とかは普通に阪急電車に飛び乗る前に100円ショップで買って阪急で書くとか平気でやってたんだけど、インクジェット紙みたいなやつが売っていたりして、それにあたると本当に書きにくいしイライラするので、今年の夏からちゃんと便箋・封筒にお金を使うことにした。

一度便箋・封筒を買って気づいたのだけれど、普通の紙に書くよりも味のある(お金かかってる)紙に書くほうが自分が楽しいし純粋にやる気がでるじゃないと何枚も何通もかけない。

推しが宇宙が好きなので空・宇宙テーマ多め。ロフトとかじゃかぶるだろうから人とかぶらないやつとかゆるゆる探してる。まあかぶってるかなんて本人にしか分からないから。自作はいつかしたい。

でもちょっと気になる子(推しほどじゃない)とかに書くときは、グリーティングカードみたいなやつはクオリティ高いって分かってきたので最近100円ショップのも使う。ただたくさん書きたいがために比較的安価なレターパッドを購入したので今年の冬はそれかな。

 

⑧手紙をかく時間

最近当日には書かないなあ。焦りが出ると楽しくないので、文字と心に余裕がある時に書く。今書きたい!って思ったときに書く。書きたい順番で書く(後述)。だいたいは前日〜二日前の日中。夜間はどうしても眠くなって重くなったりポエミーになる危険があるのでそういう場合は下書き書いて次の日まで置いて寝る(すると絶対清書にはならない

 

⑨こだわり

1.「海外でファンをやっています、海外から書いてます」、または、「この公演が終わったら留学先に戻りますが…」も(最後の公演なら)書く。海外から書くときは住所も英語で書く*3。最初は海外からの子って覚えてほしいみたいな邪な気持ちもなかったこともなかったんだけれど、色々アイドルのファンレターエピソードとかを聞いていると、「海外からのファンレター」ってインパクトあるな、と思って。海外から普段応援しているのは事実なんだから、「海外から応援しています!来日の目的にこのコンサート・舞台を見にくるのもあったんですよ!」ということを積極的に推していこうかなあ、と思っている。あとこれも3ヶ月しか使えないな…。

2. 書き終わったら封筒、封筒を封じるシール、便箋も込みで完成したファンレターの写真を撮る。全体の雰囲気としての「完成図」を写真に残す。お友達がやってるのを見て今年の夏から始めた。あとから黒歴史になったり何度も読み返すことで「いやこれちょっと書かないほうがよかったなあ…」というのを見つけてしまうこともあるけれど、手紙を書くということ自体をEDiT*4的なノリで楽しんでいるので、完成したファンレターのアルバムを見るとお気に入りの便箋でキラキラしていてなかなか楽しい。自分の好きな人のことを好きな言葉で褒めたたえていて、とりあえず最低限読んでも毒にはならないように配慮しているつもりだから、言霊的にはいい事しか書いていなくてたまに読み返すと自分が褒められているようで元気が出る。

3. これもう超しょうもないんだけど、「会う」っていう言葉を使わないようにしている。アイドル自身が「会いにきてね!」っていうんだから「会いに来ました!」って書いてもいいような気もするけれど、コンサートならいざしらず舞台だとやっぱり観劇とかもっとふさわしい言葉があるからなあ、と思って「会う」「会いにいく」という言葉はあんまり使わない。コンサートでも「見に来る」とか使うなあ。

 

⑩気を付けているポイント

1. 量産型のファンレターを書く…!そもそもファンレターに量産型というものがあるのかはともかく、出来る限り普通に普通のことしか書かないようにしている。できれば私にしか書けない文章で褒めたり、私の言葉選びで彼らを勇気づけたりしたいのだけれど、個性を意識するがあまり文章が重くなったりアツくなりすぎるぐらいなら100通目の同じ内容でいい。でもこのブログが5000字超えてる時点で多分もう量産型のファンレター書けてない…。自己主張が激しすぎる…。

2. 全然気を付けてないからいつも後悔するポイントだけど、推しに結構漢字が読めない(日本語が弱い…)子が多いので難しい漢字は入れないほうがいい、らしい……ばりばり漢字書いちゃう……

3. 話し言葉を使わない。話し言葉の文章はどうしても文字にすると微妙。そういいながらこのブログは話し言葉だけど、上記の文章で、「次の仕事決まってなくても」って書いてあったのを、読みなおした段階で「次の仕事が決まっていなくても」に直した。てにをはが足りないことが本当に多いので気を付けている。

 

⑪本文を書く流れ

パソコンが開ける環境+長文になる予定であればパソコンでメモ帳をひらいて書く。

書いてから構成見直し、言葉のチョイス見直し、てにをは見直し、改行を入れて全体の長さの検討、清書。

ただ紙に書いたほうがバランスとか文字の感じとかわかりやすいのでちらしの裏とかナフキンとかに書く。書きかけのものは出てくると恥ずかしいので(字も汚いしぐちゃぐちゃだし)捨てるものに書く!!!

推しじゃない子には一発書きドーンの場合も。でもどうしても「あ、ここの言葉書き間違えちゃった、こう書き換えれば自然かな?」とかいう風になると本来の意図とずれたりするので、出来る限り短くても頭の中でしっかり考えてから清書するようにする。考えながら書かない。考えてから書けば基本書き損じしない。

 

⑫推し以外への手紙

もう…めちゃめちゃ書く。

まずそもそも松竹座の推しが現時点で4人いるのでほぼ毎回4通は書く。

他にも推しと仲よさそうな子とか、推してはいないけれど好きな子とか、今回ちょっと気になった子とか、誰にでも書く。

一公演見たあと9通書いたのが一度に書いた最大人数。もう更新したくないけど次しそうな気がしないでもない。

 

⑬今後お手紙で工夫したい点・やってみたいこと

勝手に追加してみた項目。

1. 自作封筒・便箋は是非やってみたい。

2. シールを使うのがうまくなりたい…マスキングテープを買ってみたはいいものの、封をする以外どこに貼ったらおしゃれになるか分からず貼りそびれているので。私がシールを貼ると一気に手紙のクオリティが下がる。シンプルな便箋をシールとかマスキングテープでデコれるオタクになりたい。

3. 文章を柔らかく・親しみやすくしたい。他の方のブログを読んでて気づいてしまった。私、顔文字も(笑)も全く使ってない…。褒めるときとかは「!」で、ちょっと重い好きを伝えたときにこれじゃ固すぎると思って一度だけ文末を「〜」にしたことがあるぐらい。てっきり一度ぐらい文末「♡」とかあるかなと思ったけどアルバムを確認した限りではそれもなかった。超普通の手紙、というか挨拶つきの感想文。せめて字がもう少し可愛ければいいのだけど可愛い字(女の子が書く感じの)では全くないので前から薄々そんな気はしていたけれど私の手紙すっごくばばくさいのでは...?友達も「同じファンレターなら若そう、可愛い雰囲気の女からの方が嬉しいに決まってる」って言ってたし私もそう思うんだけど、親しみやすいちょうどいいキャピり方が知りたい……かなりの課題。

 

番外編:今まで渡した変な手紙

初めてファンレターを書いた時の話。

 他でもない2015年3月春松竹初日のレポを見て我慢が出来なくなって、留学先から推しに初めてのファンレターを書いた。偶然持ち合わせてた便箋2枚(柄が違う)に思いをありったけぎっちぎちに詰めて、こっちで買った、だっさい信書用の(中に記号みたいなのが印字されているやつ)うっすい封筒に入れて送った。内容は覚えてないけど多分パリピポのバックでパフォーマンスを見られるの楽しみにしていますとかだったかな…?全然覚えてないけど…。とにかく「あなたの歌も踊りも背恰好も全部好きですまた今度ねいつも応援していたんです機会がなかったんです今言いますね私はあなたのこと大好きです」みたいな感じだった気がする…多分時期もあってめちゃくちゃめちゃくちゃ重かった…思い出したくもない…ぼかして書いたけどよく考えたら前にこのブログでこの話してたわ。向井康二くんです。

 このとき同時に濵田くんにもファンレターを初めて書いたんだけど、便箋を使いきってしまったから普通にノートに書いた。ノートに書いて同じ封筒に入れて送った。みんながかわいい封筒や便箋を購入してありったけの想いを込めて書くなか、あんなに殺風景な手紙そうそうないと思う。超モノクロ。届いたのだろうか…あれは申し訳なかったな…(笑)

 

 

おわりーっ!今年の冬もファンレター書くのが本当に楽しみなのでこれを夏の総決算的に出来て今とても満足。上記のリンクにもある皆さんのファンレターの話もとても興味深かったし、他ジャンルファンの方はもちろんジャニオタさんのファンレターごとももっと読みたい…!むしろ私はみなさんのこだわりのファンレターの写真が見たい……

以上です!ありがとうございました。

*1:これちょっと失敗したと思ってるけど

*2:ソースはツイッターでしかない

*3:実際国内は日本のひとが配送するから日本語で書いた方が届きやすいらしいけど

*4:こういうの:

EDiT わたしの使い方 /手帳[ライフログ編]:人生を編集する、手帳とノート