いたれりつくせり。

アニオタからジャニオタ。オタクのオタク。

緑色のサンタクロース(ドームのお話と、ちょこっと色々)

 最近、ネットで使われる言葉にはとくに、曖昧な単語がたくさんある。普段ツイッターでたくさん書く、「ヤバい」「尊い」「しんどい」もその例。この単語を使えば大丈夫、というふうに短絡的な何かに逃げている気がして、あまり好きではないんだけど。同じたぐいの単語に「担当」もあるし、あと、「エモさ」がある。emotionalということだけど、今回のドームのコンサート、本当にエモかった。このコンサートが、一つの大きな輪になっていて、きっと人によっては10年来の答え合わせだったんだと思う。

 私は、ばどがすごく好きだ。現にこのブログでもばどの話をたくさんしている。ばどの二人が尊くて尊くて、今回のコンサートでもオレンジと黄色が並んでいればよく見ていた。

 対して、私は、濵田くんのJr.時代…特に、2011年より前のものをあまり知らない。2014年11月からの新規、というのもあるけれど、私にとって「そこにいない人」は深追いしてもしょうがない人、という意味で地雷だし、極力目にいれないようにしている。そして、よく知らないから、好きにならなくてもいいから、私は濵田崇裕という一人の人が好きで、彼のことが好きなだけだから、僕ら大阪…*1はロクに見ていない。どのぐらい見ていないかというと、過去の映像では目を細めてふたりを見て、アップがでれば目を背け、ふたりで写っていれば画面の半分を手で覆ってしまうぐらい。(この話、怒られると思っているからブログでいうのははじめてだ)

 だから、濵田くんの2011年までの映像は、ロクに見ない。どうしても目に入って来るから。だから、私は濵田くんは一人で、センターでバックを付けてるのが最高にかっこいい、と信じていた。

 12月24日。クリスマスイブの日に、B.A.D.が最高のクリスマスプレゼントを持ってやってきた。映像の時計が後ろに回り始め、隣の妹が「時計が逆回転だ」と訴えかけてきた。半信半疑で見ていたら、あべのハルカスでのええじゃないかが映った。ヤバい、本当だ、時計が逆に回っている。Jr.時代の映像が出てきてギャーギャー言っていた。

 クリスマス、パーティー。私たちはV.I.P.をやると、ほぼほぼ確信していた。フォロワさんとも会えば言霊のように「V.I.P.で乾杯しようね!」と言っていた。だから思った、これは久しぶりのパーティーだ!

 だから、そこから聞こえてきたイントロには膝から崩れ落ちた。予想だにしていなかったのだ。まさかこんなに早い段階で、ドームを埋めるペンライトになれるとは。ずっとずっと見たかったけど、少し先になるかと思っていた。泣きすぎて泣きすぎておかしくなったけど、頭がいたかったけど、とりあえず目の前の、生のアメフリ→レインボウを見なくちゃと、曇る双眼鏡のレンズを必死で拭きながら目に焼き付けた。綺麗だった。双眼鏡を外して周りを見渡せば、ペンライトが光っていて。赤青派と、青派(アメフリだから)と、橙黄色派が入り乱れて、最後までニ色とかになったわけではないけど、でも、レインボウだった。

 ここからV.I.P.やらないかな、メドレーにならないかな、と思っていたら、出てきたのは、私の担当だった。ウソだろ、と思った。正直、Jr.時代の曲をやるにしても、B.A.D.、ツイン、かみしげで、濵ちゃんは小瀧と雪に願いをやるんじゃないかな〜キスマイ方式*2じゃないかな〜と思っていた。パリピポ前にはBattleのラップをばどがやってくれたらいいのに!なんて言っていたが、大分それから時間もたち、もうなんか、やらないもんだと思っていた。

 聞いたことがあるイントロが流れてきた。「もし皆さんわかったら、一緒に歌って踊ってください。」なんて言われたら、涙が溢れてきた。気がついたら、体が勝手に動いていた。Stay Goldなんて私多分、両手で数えられるぐらいしか見ていない。私踊れるんだ。びっくりした。誰よりも大きく手をふろうとした。

 24日は、ばどショックでまだ冷静だったのだけれど、25日、少し涙ぐむ程度でアメフリ→レインボウを観終わって、Stay Goldのために濵田くんが出てきたら、ペンライトで紫に染まるドームを見てしまった。ビスタ席の8階から見たそれはとても、とってもきれいな景色で。なんか、何が正解なのかなんてわからなくて、涙が出てきた。メンステからセンステに移動するとき、後ろのB.A.D.が、無邪気な笑顔でステップ踏み始めて、濵田くんはそれを見て笑って、照史くんが前にでて、25日の濵田くんは「いや、ここぐらいは俺(を立ててくれ、みたいなニュアンス)」と言った。よかった。すごくよかった。濵ちゃん!コールをして。曲がわからない人も、あの濵ちゃん!コールはできたとおもう。なんかもうどうすればいいのかわからなくて、とにかく声を出した。私はあなたが好きだ。あなたがこの歌を歌っていた当時のことなんて、全く全く知らないけれど。一人の映像の方しか見たことがないけれど。私には取捨選択の自由と新規という単語を振りかざす権利があるから。でも、紫に染まるドーム、なんてきっと誰しもが想像してなかった未来がそこにあった。そして照史と淳太は真後ろについていてくれて、盛り上げてくれて、でも、センステの一番高いところにたっていたのは濵田くんだ。

 いっぱいいっぱいで聞き取れなかった歌詞が聞こえてきた。「もう胸の痛みを ごまかしはしない 終わらぬ歌 叫び走ろう 今」あ、きっとこの景色は、この景色の、一部になれている。胸の痛み、無いわけなんて無いに決まっている。濵田くんは自分の周りの人、今まで関わってくれた人全てに感謝が言いたいんだ。私は君の好きだった、そしてきっと今も好きな人を、勝手に嫌って目にも入れたくないと思っているけれど、それももしかしたら間違いなのかもしれない。なんて夢に溢れた歌だろうか。「手を伸ばせ 掴み取れ 眩しさの向こう側に 目指してた 夢がある 迷わないで Stay Gold」うんうん、濵田くん。私はきっと、君のことなんて全然まだまだ知らないけれど、そこにたつあなたはすごく頼もしかったんだ。

 今回のコンサート、濵田くんはすごくかっこよかった。「ドームはまだ大阪以外にもあります」ともいったし、一本締めの前に、「この景色は写真には残しません。また目で(直接)見に来ます」といったし。今回のセトリ、SCARS、Can't Stop、Criminal、CHO-EXTACY、One Chanceとかとか割とかっこつける歌が多くて、濵田くんは苦しかったんじゃないかなあ、と思う。生のほうがかっこつけるのは得意だけど、PVとかだと苦労していそうだし。だから、その分彼が一番自由に楽しそうにちょけていたのが、Sexy Summerに雪が降るだったと思う。あれ、めっちゃ笑った。私は濵田くんのセクサマがめちゃめちゃ聞きたいのに何度聞いてもSnow Domeの約束しか流れてこないの。やっと聞けたと思ったら、ソロで歌う「一年中の愛を込めて告白するよ」がかっこよすぎる。おふざけもありだけどああいう王道アイドルソングをしっかり歌っちゃうとめちゃめちゃかっこいい。

 シルエットとか、ボクらとか、トロッコとか、濵田くんは本当にお客さんを見て、目が三日月になる(この表現FLIXさんだったかな?で読んで天才だと思った)笑い方をして、歌詞モニターを見ているのもあるけど嬉しそうに上の方をむいてにこぉっ、としていて。みんなが泣きそうになるあまり真剣に歌いがちなAll My Loveとかでも、嬉しそうにふわぁっ、って、改めて感動したように笑うことがたくさんあって。その笑顔をみていると、こちらまで幸せな気分になってくるし、なんか全然支えてないのに、昔からささえてるオタクみたいな気分になって。

 担降りしたいという気持ちなんてどこかに消えていた。

 2016年4月、逆転WINNERを買った。ラジオは聞いてたかな。もう覚えてない。この頃にはもう1年6ヶ月ほど掛け持ちをやっていた。掛け持ちを始めた頃は、「いつかは重岡とみっくん担になりそう〜」なんていっていたけど、この掛け持ちのまま、いつかすっと冷めて、このままオタ卒するのかなあ。そう思っていた。

 2016年6月、テレ東音楽祭で、濵田くんにファンサをもらった。それはすごく、すごく、真っ直ぐに私に向けたファンサで、嬉しくて、心臓がドキドキして、そのあと2、3日はふわふわで。今でも想い出すと胸がぎゅうっとなる。でも急にそのあと冷静になってしまった。ああきっとこのファンサは一生もらえないだろうなあ、アリーナ最前入って降りる人の気持がわかるわ。そう呟いた。そこで終わると思ってた。相変わらず掛け持ちするだろう、と。キスマイのアルバムが出て、就職活動はとにかく忙しくて、アルバムを聞いて、キスマイのコンサートに入った。

 京セラドーム、2日目。2015クリパでほんの一瞬だけ気になっていたJrくんに、再度出会った。なんか急に彼のリア恋?っぶりにぶち落とされて、友人曰く転げ落ちるように加速してそのJr.くん沼にCrazy Accelした。意味がわからなかった、濵田くんにファンサをもらったのに急激に冷めていく自分にも、みんながシルエット尊いっていってるのに、今まで3種買ってたのに通常しかCD買わない自分にも。

 とにかく私は横尾さんと濵田君を応援する姿勢が違う。これ、ブログに書こうと苦心して、どうあがいても誰かを傷つけるような気がして下書きに放置してあるんだけど、濵田くんに対しては割とリア恋に近い。現場で同担を見ると心が苦しくて情緒不安定になって、派手すぎる紫なんてみようがもんなら(自分もたいがいなのに)眉をひそめて急ぎ足でスルーする、そんなことをしているもんだから現場前の電車なんて地獄で、楽しい現場がもうすぐなのに「死にたい」ばっかり漏らしていることもあった。他の人がファンサをもらえばそのツイートをスルーし、フォロワさんがもらえそうな席に入っていればそっとミュートして。対して、横尾さんは、なんかしらないけど、冷静に、安定してみている。彼があんまりファンサをしない、とかそういうのもあるのかもしれないけれど。そう言ったらもう彼は担当じゃなくてただの…なんだろう?なんかなのでは?とか言われそうだけど、私にとって彼は初めての担当さんなのもあって、自分のつけた「担当」という定義から彼は一切ブレてくることがなくて、いつも一生懸命で。色々成し遂げてくれて、目指しているところが同じで、応援したい。現場でオレンジを着ているオタクを見ると一緒に今日も楽しもう!なんて、全然知らない人なのに応援したい気持ちにさせられたりもして、キスマイの現場には優しい気持ちで向かうことができる。

 Jr.くん沼にはまってから、7月いっぱい、担当を3人にしようかずっとずっと迷っていて。in大阪で濵田くんを見て、濵田くんはやっぱりこちらなんて向いてくれなくて、ああ、あの日ってやっぱり奇跡だったんだな、そんな毎回見てくれる訳じゃないよね、あの日がラッキーだったんだよね。ファンサ欲しいからって応援してるわけじゃないし、なんかニュートラルに応援出来るようになったかな、と思ったけどやっぱり彼が人にファンサをしてる姿勢は苦しい。Jrくんは頑張ってるけど立ち位置全然中に入らないし、こんなの応援できない、やめられたら死ぬ、苦しくて辛くて、担当にしようか悩んで、放棄して、諦めた。

 相変わらず東京ドームには楽しく行った。Myojoを読んで確信したけど、横尾さんは私の担当さんだ。ブレない。そりゃ今後冷め気もあるかもしれないけれど今のところはない。

 アメリカに9月に戻っても、WESTの雑誌を見ない、あんなにリアタイしてたラジオも聞かない、テレビも見ない。かわりによくJrくんのことを調べた。はまったときってそういうもんだよね!って、もう慣れっこの言い訳みたいなことを口にして。9月に試しに24時間だけ、Jrくんを含めて3人の担当になってみた。その時にももう、担当にしようと思ってブログを書いたんだけど、結局しなかったからそのブログはまだ下書きにある。しなかったのには理由がある。簡単にいうと、なんだか怖かったのだ。

 2014年にジャニオタになってから、一ヶ月ほどで掛け持ちになった。私は「横尾さんと濵田くんのせりさん」で、オレンジと紫は私の色で、ブログだってオレンジと紫だし、気がついたら身につけているものにも、そして自分の意識レベルに、オレンジと紫が染み付いていた。

 「選べないわどちらも好きと 上目遣いでまた 余裕のSmiling Face」というのが、ずっとTwitterのプロフの文章だったんだけど、「どちらも」は二人しか表さない言葉だから、三人にしたら使えない。「君がナンバーワン!(ただし、ここの君は二人とする)」も、二人だから使えるわけであって。私が自分を表すために、自分を示すために使っていた文章を、全部変えるのか?「掛け持ちを増やす」ということよりも、「せりという一人のジャニオタが、オレンジと紫という『横尾と濵田の掛け持ち』じゃなくなる」ことのほうが恐怖だったのだ。だから、そのJrくんを担当にするのをやめた。ふっきれたように別垢をつくり、Jr.くんのことはそこでブツブツ呟いたり、本垢でもたまにほとんど毎日きゃいきゃいいってた。

 8月末、シャララの乱でキスマイ担は戦い、SMAPの件もあってオタクの認識が変わったように思う。才女などはひたすらに「干されている」といい、ただしLINEポコポコのCMは決まるわ、濱口さんは帰ってきてキス濱イレージになるわ、KISS-MY-NAGASAKIは決まるわ、藤ヶ谷くんはドラマをやるわ、十分がんばっているように感じた。あと、舞祭組が活動を久しぶりに始めてくれた。私がジャニオタになるきっかけの舞祭組ちゃんが、帰ってきた。私は、これらの仕事ひとつひとつが今までよりもずっとずっと嬉しくて。キスマイちゃん最高じゃん!大好きじゃん!強い!って、みんなでいうのがすごく楽しい。

 そんなこんなしている間だろうか。どうやら、WESTはファンクラの会員数もオタクが喜ぶぐらいめちゃくちゃ多いらしい。ドラマも決まる決まる。「推されている」「売れている」という認識(をネットニュースがつけるよう)になった。私は急に危機感を抱いた。WESTがキスマイより先に5大埋めたらどうしよう。売れて、紅白とか出ちゃったらどうしよう。パリピポ前後あたりに、キスマイを降りてWEST担になった人をたくさん、悲しさをこめた冷めた目で見てきた。キスマイおりてるじゃん、って。私は掛け持ちできてるのに。なんで、って。キスマイを降りられると悲しいし。

 そして、WESTにドームが決まった。

 ドームが決まったとき、文句をいうオタクを見て思わず思ったのだ。「ほらやっぱりキャパが狭いから、WESTとの距離が近いから、好きになってるオタクもいるじゃん。」って。で、気がついた。ああ、私WESTがキスマイより下だから、まだ駆け出しだから、安心して応援してるんじゃん。こんな応援の仕方だめじゃん。絶対よくないよ。私もう斜に構えまくってるじゃん。これじゃただWESTが売れたとき文句をいうオタクじゃん。古参でもないのになにやってるの自分。多分Jr.を応援し始めたせいもあるんだろうけど、WESTに厳しくなっていく自分がいて、それ以来、何かにつけて自分が批判的な物事の前提で、WESTが推されているとかいうメディアの妄言を信じて物事を見ている事に気がついてしまって、そんな自分が大嫌いになった。それこそ脳内ポイズンベリーで言っていた、私WESTのことは大好き。でもWESTのことを応援している自分が嫌いなの!状態。めちゃめちゃ嫌いだった。

 ずっとずっと、担当を増やすか、増やさないか、で悩んでいた。で、途中で思ったのだ。濵田くんから担降りすればいいじゃん、って。今までそんな発想全くなかった。だって担当を増やしてきたのだ。掛け持ちは上手に出来てると思う。今更降りる?降りるってなんで。

 でも、少しでもそれを考えてしまったら、それってものすごく簡単な選択のような気がした。その選択肢がみえてしまうと、脳内がだんだんそっちの方向になってしまうんだよね。担降りブログを読んでみたり、Jr担ってどんなもんなのかなーと悩んだり。相変わらず、横尾さんも濵田くんも好きだったんだけど。だんだん横尾さんに盲目になってて、濵田くんにかんしてはなんかちょっとしたことも気になってしまって、絶対降りたほうが楽じゃん、ってそう思った。卒論もストレスだったし、ワンチャンの売り出し時期も重なって、かっこいい曲が多くて、かっこいい曲の濵田くんは私的にあんまり輝いていなかったから(私は楽しそうに飛び跳ねて、クシャッと笑う濵田くんが好きだから)。

 でも、大阪マラソンから一年!でみんなが貼る映像を見たら、やっぱりどう考えても好きだし、なうぇすと発売のローカルで見た濵田くんはいつでも濵田くんで、最近の「あつき、こもいまちがえた」なんて、私は胸がふわっとなって、久しぶりにガッチガチに緊張して、困って笑っちゃう濵田くんをみて。そんな濵田くんが大好きで。追いかけているのが自分の好きの残像なのか、今も好きなのか、誰が好きなのか。そんなこといったら横尾さんのことは好きなんだろうか?誰が担当で誰が好きで、私にとっての「担当」の定義ってなんだろう、って考えたら曖昧すぎて。二人だったら個性だけど、三人バラバラならもうそれって担当じゃないじゃん、破門の公開が近づいてきて、手元にはしっかりムビチケの安い券を準備しているのに、WSだってリアタイしてみているのに、いったい私は何を考えていて、何がしたいんだろう?今までの私はどうで、これからどうなりたいんだろう?担当ってなんだ。朝と夜で考えていることが違って、絶対好き!ってときと、あれ、そこまでじゃないかも…ってときがあって。逆に、どうやって横尾さんと濵田くん担当になったんだったっけ。なんで普通に好きな薮くんは担当じゃないけど、このJrくんは担当にしたいんだっけ。担当制度放棄すればいい?…などなど、マジで実際問題堂々めぐり(笑)なことを考え続けた。

 現場に行かずに降りるのはやめよう。と、そう思った。相当悩んでいたけど、現場に行かずに降りたら後悔する。だから、帰国して、クリパに行った。結論、まだ担当にはできないかな、って、悪あがきみたいに思った。っていうか、好きだけど、本当に好きだけど。一旦落ち着くことにした。

 とりあえず別件にしよう。一つは、Jrくんを担当にするか。もう一つは、濵田君を降りるか。全然別の話として考えよう。セットとして考えるのはやめよう。気がついたら、なんとなく、「このまま横尾・濵田担」か、「横尾とJrくん担」に、勝手に自分の視野が狭まりまくっていて。だから、とりあえず空っぽで考えよう。そう思った。

 大阪に向かうときに、濵田くんのうちわを持ってくるのを忘れて、今回のグッズじゃ7人うちわしかないし、そのくせしっかりJrくんのうちわは持ってて、もう自分は降りろってことなのか、神様が降りろっていってるのかな、なんて悲しくて悲しくて、でも全然降りたくないし、何がしたいんだ自分!初ドームをみんなと同じように祝いたいのに、自分が何をしたいのかもわからないって、オタクとして相当苦しい状態だなあ、なんで自分で自分の首しめてるのかなあ、ってめちゃめちゃ思った。ドームで見る可愛い女の子たちが着ている紫色は相変わらず私の心をぶったぎってきて、もうなんか何をしたらいいのかわからなくなった。

 万が一降りたとして、濵田担に嫌われるのも怖かった。濵田担を降りたぐらいで嫌わないの知ってるんだけど、やっぱりなんか、「あ、あの人やっぱおりたんだ」みたいなの、フォロワさんとかで少なからず目にしたりするし、私もそう思われるのが怖いような気もして。でも、人の事とか考えずに、自分のことを考えよう…。って、思った。

 で、最初のドームでの一件。ドームでの濵田くんは本当に嬉しそうで、まだまだ見たいと思った。で、同時に、もう冒頭から、12×25の双眼鏡ですら無事Jrくんを見つけられて、そのあともたくさんJrくんを見ていて、ファンサソングとかは特に(私は自担のファンサを凝視できるほど強くもないので)Jrくん見てて、ああ〜精一杯踊ってるな〜、かわいいな〜、と思っていて、とにかく担当にしよう。って。なんかその場で見たら、それまで考えてた難しいことってなんだったんだろうなってぐらい、いや今落ち着いて考えるとやっぱり全員担当って言葉でくくるとは?とか、色々思うんだけど。でも、なんかもうとりあえず、担当にしたいです。ってなったので、担当になった。

 つまり、選択肢はやっぱり、「このまま横尾・濵田担」か、「横尾とJrくん担」のふたつじゃなかった。結局、私の中の今の時点での正解は、横尾さんと、濵田くんと、Jrくんを、明るく楽しく、自分の好きなときに、好きっていう言葉で応援する、ってことなんだなあ、と思ったら、すとんとそこに収まった気がして。なんでもっと早く決断できなかったんだろう、とか、なぜ悩んでいたんだろう、とも思うんだけど、結局それは今、あの空間に置かれたからこそ出せた結論だと思うから、12/24という日、ジャニーズWESTが初めてドームコンサートをした日に出したこの結論を今は大事にしていこうと思う。

 12/24に担当に追加をしてみたら、次の日がすっごくらくちんで、なんだろう、担当って言葉を使わないことによって今まで好きっていう気持ちを押し込めていて、好きだよねえ好きだよ君のことが状態で、案外リムられたりブロられたりしなかったし。フォロワさんは優しい。読者さんは切ってくれても構わないよ。なんかもしかしたら、もしかしたらだけど、京セラドームにいる彼がものすごく好きなのかもしれない。だってあの日気になった彼も、やっぱり担当にしよう!って思った彼も、京セラドームでバックをしている彼で、24日にも25日にも彼は誰よりもぴょんぴょんと飛んでいて、元気いっぱい表情明るく踊っていて、とにかく可愛くて可愛くて好きだなあ、って思ったから。別にきっとJr.担って難しいことじゃないんだ。私は彼の踊りとかが好きだから担当なのであって別にいつやめるとかやめそうとかそんなこと問題外だし、っていうかそんな事考えてたらきっと多分出来ないし。なんか、考えると色々あって、最初は他の子との立ち位置とか気になったりしたけど、きっとそんなことも気にできないぐらいまあ好きになったんだな、ってことで!(雑な結論)

 つまり何が言いたいかというとこのJr.くんを担当にしたいということだけであって、結局横尾さんも濵田くんも降りられなくて、12/24からみつどもえの掛け持ちになりました。変わらずよろしくお願いします。

 12/25に伏見桃山でよく当たると話題のおみくじを買って。それが凶だったんだけど、メッセージとして大事だったからおもわずとっておいた。「あせるほどわるくなる 運が開けていないのです それは他人と和同することがないからで 我執の心をすて社会性を発揮して 他人との折り合い…をよくしないからです」。ああ、そうだよなあ。と思って。ぐっときた。私は同担拒否、という言葉を、そのJrくんに対してときたま使っていて、担当にしたその日に「知らない同担殺すマン」とかプロフに書き足してみたりしていた。ただ、多分同担が嫌いというより、自分にないものを人がもっていること、例えばそれは若さであったり美貌であったり、担当さんからの視線やファンサであったりだけど、そういうことが嫌で。でも、とにかく一旦引いて、人は人。自分は自分。2017年、これでいこうと思う。

 とりあえず、グリーンのネイルを買って、横アリには備えようと思います。だって緑も好きなんだもん。

*1:ヤンキー少年

*2:7人のグループがユニット曲をやる際にソロが生まれないため、一人の人間が二曲やる方式