つい先日、6月に紛失した携帯を無事見つけるという経験をしたんだけれど、そういえば「LINEモバイル 携帯 紛失」とか調べても当時何も出てこなかったな…と思ったので記録としての記載。そして遠征先で携帯をなくすと下手すると本気で死ぬから気をつけてほしいという警告。
まあこんなバカそうそういないと思うんですが、一応記録までに。
長すぎて前後編に分かれてしまった。
ジャニオタの遠征事情に興味がなく携帯紛失時の対応とLINEモバイルの対応が読みたい方は「2.2次対応(紛失翌日~2日)」からどうぞ。
登場人物:
携帯 LINEモバイルで契約した携帯。SIMフリー。Android。超かわいいカバーつき。
私 携帯をなくしたバカ
名古屋の駅構内の地図が完璧に頭に入っている都民
友人 優しい名古屋公演名義人
1. 携帯紛失当日
携帯がない
6月16日、Kis-My-Ft2のライブFREE HUGS!公演2日目の朝。
この日は、以下のようなスケジュールで動く予定だった。
①妹とホテルをチェックアウト
②二人で荷物を名古屋駅に預ける
③妹、友人とランチ
④そのまま3人で入場
事件は「②二人で荷物を名古屋駅に預ける」というタイミングで起こった。ご存知の方も多いと思うが、名古屋駅近辺はコインロッカーが足りない。ドーム規模のコンサートの日は預けることがほぼ不可能といってもいいぐらいコインロッカーが足りない。いやドームじゃなくても正直ポートメッセでもガイシでもなくなるぐらい足りないんだけど、まあそれはさておき。
銀時計方面からスタート、コインロッカーを探して駅構内をうろうろしている途中に、帰りはぎりぎりになるだろうからあらかじめWebで予約していた新幹線の切符を発券しよう、という話になり、名鉄側の出口の発券機で切符を発券。
このときに、発券場所の荷物おき台(銀色のカウンター部分)に財布とスマホを重ねておき、おそらく財布だけを手に取ってその場を去った。
名鉄側から金時計正面出口の地下鉄方面に抜け、地下のロッカーを見つけたところで、「スマホがない」ことに気が付く。今回は「コインロッカーを探す」という目的だけで歩いていて、荷物の出し入れをしていなかったので、必然的に「名鉄側の出口の発券機で置いてきたに違いない」となった。*1
発券場所に戻る。ない。ここまで10分も経っていない。JR改札と発券場所付近の東海ツアーズカウンターの人に聞く。ありません、の回答。担当者を変えて複数回聞くもなし。とりあえず駅構内の忘れ物承り所に届出を出す。
物をなくしたこと・忘れたことは何度もある私だけれど、「盗まれた」ことは今まで一度たりともなかったので、この時点では「いれかわりで誰かが所持していて、預ける警察署とか忘れ物承り所を探しているのかな?」「オタクが拾っていて、Twitterで拡散してくれているかも」という気持ちだった。紛失した携帯を何度か鳴らしていたが反応なし。鳴ってはいたので電源は切れていなかったことはわかっていた。
この時点で待ち合わせ時間が近づいていたのと、「現時点では何もできない」「できることはすべてやった」状態*2 だったため、友人と合流、そのままランチ、からのコンサート。
不幸中の幸いだったこと
不幸中の幸いというか、めちゃくちゃラッキーだったこととして以下4点ある。
①行動を共にしている人がいた
これが一番でかい。とにかく一人だったら確実に詰んでいた。遠征先で携帯をなくすというのは本当に死ぬ。
②友人と待ち合わせ時間・場所をしっかり決めていた
「〇〇の前にXX:XX集合ね!」という割としっかりした待ち合わせ場所を決めていた。その後にランチに行くレストランも決めていて予約していた。
万が一私が一人で友人と連絡がとれなくても、とりあえずそこに行けたら私は友人に会えていた(と、思う。それはそれで混乱しただろうけど。)
③友人とは会ったことがあり、私・妹と相互であり、名義人だった
たとえ待ち合わせ時間を決めていても顔が分からなかったら会えなかった。妹とも相互だったので普通に妹から連絡できたけど、もし妹がつながっていなくて私のみがやりとりしている友人だったらDMして事情を説明しなくちゃいけなかったと思うとそれも面倒だよね。
そして一番大きかったのは彼女が名義人であったこと。自名義だとしても会員番号・PW覚えているから携帯を借りるという方法はあるが、いかんせんまあ、ただでさえ迷惑かけてるのにこれ以上気を揉ませたくないじゃん…?
④紛失した携帯にほとんど大事なものが入っていなかった
なくした?盗まれたかも?ってなったときに即確認したのがここ。携帯カバーに入っていたのはSuica(定期でもオートチャージでもなくチャージ金額1700円ぐらい)、パラレルワールドラブストーリーの半券、レシート、名刺。新幹線の券やクレカは財布に入っていたし、キャッシュレスにあまり対応していない女なので現金も十分に持っていた。
会社のルールで携帯にはロックをかけていたからすぐに悪用されるようなことは防げると思っていたし、Suicaは会社のキーとしても機能するものになっていたが、そういう記載は一切ないのでまず通常の人はわからないだろうと踏んだ。(そして遠征先なので東京の会社にすぐさま迷惑は及ばないと考えた)
コンサートは楽しいんだけど、途中でどうしても「(ってかケータイないんだよな…)」「(今も妹の携帯宛に連絡来てるかも…)」って思ってしまうので、あんまりおすすめしない。
帰京
コンサートが終わり、駅で再度切符売り場・窓口付近・忘れ物承り所に訪問。届けられていないことを確認したので、新幹線で帰宅。その間もちょこちょこ電話してみるも応答なし。(電源は切れていない)
家に古いスマホ本体があったので、とりあえずWi-Fiにつなげるそれを利用することに。実家はWi-Fiあり、会社にもWi-Fiありだし、電話はほぼ使わないので、まあ一旦はこれで困らないだろう、と。
2. 2次対応(紛失翌日~2日)
悲しき会社員
新しいSuicaを購入して出社。
会社にSuica・スマホをなくしたことの報告。スマホはロックかかっている旨を報告した。Suicaは現物がなくても会社のキー設定の解除ができたので、それを依頼。これで、「1400円チャージされただけのSuica」になった。一安心。
Googleで紛失したスマホを探せるらしい。調べてみると、確かにスマホの情報が。電池残量は確認できたし、どうやら電源も入っているとのこと。
スマートフォンへの発信を試し、スマートフォンのロックも試した。
ロックをするときには任意のメッセージが表示できるので、英語で「このメールアドレスにメールしてください」と記載した。最後まで性善説を信じているので、「外国の方が拾って持っているのでは?」と思っていた。
そもそも、「デバイスを探す」で位置情報が特定できればよかったのだけれど、私の携帯は常時スーパーエナジーセーブモードであり、位置情報をオフにしていたので全く参考にならなかった。名古屋近辺、といわれ、おっ、と思えば、次の瞬間には「ナイロビにあるよ!」とか教えてくるGoogleちゃん。さすがに嘘でしょ…。
デバイスを探す、会社への報告は本来当日中にするべきだった。「デバイスを探す」は今回全く役に立たなかったけれど、これ関連の検索をしていたときに、「普段はデータを食わないように位置情報をオフにしつつ、紛失時や緊急時には位置情報を有効にする」設定があると知り、地団駄を踏んだ。これを読んでいる方、位置情報をオフにしていても今すぐこれだけオンにした方がいいよ。
そして警察へ
愛知県警に電話し紛失届を出す。届け出を出すと、受理番号がもらえる。この受理番号、きちんとなくさずに保管しておいた。
同時に、名鉄、地下鉄、周辺ビルにも一応なくしもの・落としものの連絡をした。駅ビルなどにもよるけれど、忘れ物や落とし物は最終的に管轄の警察署に集約されることがおおい。言ってしまえばそれぞれの場所に連絡をする必要はないのだけれど、まあしといて損はないよね的な発想で動いた。
このあたりでいよいよ盗難を疑い始め、SNSやWeb経由で中古スマホショップの入荷情報を調べたりした。ただ、調べた結果私の機種の中古買取価格は3000円程度。 いや、この金額なら盗まれんやろ…、と思ってしまった。iPhoneXとかだったら違ったんだろうな。
3. 3次対応(紛失後3日~)
LINEモバイルと戦う
LINEモバイルは紛失時の補償がほとんどない。ほとんどっていうかない。
https://mobile.line.me/support/help/search/detail/?contents=20004427
とりあえずQ&Aサイトを見るわけだけど、びっくりするぐらい「電話かメールしてね★」しか書いてないので、ずっとメールしてた。
まずLINEモバイルの利用中断手続きをした。
そして、本体はもう見つからないだろう、と踏んだ時点で、とりあえずSIMカードを再発行することにした。幸い実家にあった古いスマホ本体もSIMフリーだったので、それに入れれば使えるわけだ。ちなみにSIMカードの再発行手続きをした時点で自動でLINEモバイルの利用は再開される。
ここで新しい機種を買ってもよかったのだが、なくした携帯を購入後わずか5カ月でなくしていて、たった5カ月で3万相当の機器をなくしたのが悔しくて悔しくて悔しくてすぐには買う元気が起こらなかった。(身から出た錆)
機器本体の破損とか水没時の補償プランにも加入していたので、これも解約した。これの解約のタイミングが悪く、「手元にない携帯を壊してしまったときの保険」を1カ月払わされたからこれは即やるべきだった。
SIMカードは即日発送なので、割とすぐ届く。3000円ぐらいだったので、なくしたのが発覚した時点で再発行を依頼してもよかったかもしれないな、と思った。
なんといってもこの間に一番困ったのがLINE。いわゆる「ツイ廃」なので、LINEはほとんど使わないのだけれど、この時期本気でゼクシィ縁結びやっててLINEで連絡をしていたのではからずも途中で音信普通になる超迷惑野郎になってしまった。LINEにはメールアドレスを登録していたが、PCからログインする際にSMSでの2段階認証が必要。SIMカードを再発行するまでLINEのアカウント復帰ができないという事態に。
LINEは復活できたものの、履歴は全部飛んだ(PCで一部ロードできた分を除く)ので、すごく悲しかった…。パソコンでは随時ログインしておく設定にした方がいいかも。もしくは、「舞台が決まった時の友人からの第一報」とかのやりとりはスクショするのがよいかも。
落とし物・忘れ物情報を確認
愛知県警他は忘れ物をデータベースとして公開している。
https://otoshimono.police.pref.aichi.jp/
保管期間は拾得から3カ月。9月中旬がリミット…。
最寄りの警察署に紛失届は出していたが、「愛知県でも他の警察署に届けられた場合」「カバーがはがされて本体だけが発見された場合」なども考慮してしょっちゅう見ていた。似たもの、近いものがあれば電話した。警察の方も、「気になるやつがあったらガンガン電話してきてください!」って言ってくれたので元気が出た。
ただ、電話の時間がすごく制限されている(平日8:30~17:30)ので、普通の会社員だと心が折れる。昼は回線が混み合ってなかなかつながらない。
4. 次回へ
…と、こんな感じで3カ月のタイムリミットが過ぎた。といっても、ひと月たったあたりですでに「愛知県内の警察署に届けられる携帯電話の数」は膨大で、毎日眺めるわけにもいかずほぼ諦めムードだったけれども。
諦めたくない理由は二つあった。
ひとつは、私のスマホカバーが完全受注生産限定だったこと。とても気に入っていたので、スマホをなくしたことよりこちらがショックだった。仮に盗まれたとして、カバーなんて「邪魔だ」と思われたらすぐに捨てられるだろう。それが悲しくて悲しくて…。
もうひとつは、スマホのなかにたくさんの写真とデータが入っていたこと。紛失した携帯を使っていた期間(1月下旬~6月中旬)は、オタク的に結構大事な期間で、大好きな滝沢歌舞伎ZERO・もしも塾期間があったり、仲間とのお別れがあったりした。要所要所で書いたファンレ、更新された日誌のスクショ、チケットや舞台の思い出の写真、…日誌のスクショなんてネットで探せば絶対見つかるけれども、それでもあえて手許にまとめて保管しているものが消えてしまうのが悲しかった。
それもあって、紛失してからある程度時間が経っても先ほどの「スマートフォンを探す」画面の「デバイスのデータ消去」ができなかった。消したって思い出が消えるわけではないのはわかっているけれど、どうしても消せなかった。携帯はロックしていたので悪用されることはない、と信じていたし、ここまで見つからなければゴミに捨てられて焼却でもされてるかもしれないんだから、消さなくていいだろ、と思っていた。
前編はここまで。ちなみにタイトルにある通り携帯は返ってくるしデータも戻ってくるから安心してください。一記事にまとめようとしたんだけど、今の時点で5000字を超えていて超長いので、後編に続きます…!
後編できました→