いたれりつくせり。

アニオタからジャニオタ。オタクのオタク。

My Heart is On Your Side #リアルToy2_Day1 #リアルToy2_Day2

「俺は不安ですよ…やっぱりみんなの顔見て歌ったり…あんま歌ってないけど…踊ったりしないと…俺は不安だよ…みんながいてくれないと…俺は不安だよ…」

MCまで割と愉快だった横尾さんが、あくまでボケのニュアンスで、それでもなんだか感傷に浸るように、上記の言葉を発していた。

それに対して、「壮大なファンサ中」といったのは、北山くんだったか。

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ファンにとってアイドルって手の届かない存在だと思っていたけれど、コロナを受けて、実際はその逆なんじゃないかと思った。

確かにコロナでコンサートは中止になったし、舞台も中止になった。それでもアイドルたちは自分たちにできうる方法で「アイドル」を届けてくれて、私たちはそれを視聴者として楽しむことができる。生で会ったって、テレビ越しに見たって、アイドルは「アイドル」で、それこそ嫌いになるのを覚悟で、身を投じて深掘りでもしないかぎり、そうそうアイドルの「アイドルらしからぬ」情報は出てこない。

ただ、アイドルにとってはどうだろう。彼らにとっての「ファン」の印象のほとんどは、コンサートや舞台で見る姿や歓声だろう。あとは、ファンレターやラジオへのお便り、公式各所への要望。もう少し小さな規模の話をすれば、SNSで話題になることや、アイドルによってはエゴサをすることで、「ファンの声」を知ることができる。

コロナの影響でコンサートがなくなり、ファンレターが(舞台等で)出せなくなった。そうなると、アイドル側が「ファンの声」を知りたいときは、SNS等の声を見ることになる…のだと思う。ただ、これはいうなればファンの「ファンらしからぬ」情報も含むことがある。

意見が否定的であればもちろん、肯定的であったって、「まさか見られるとは思っていない」意見を「ファンの声」としてとらえられるのって恐怖なのだ。

我々ファンがアイドルの「アイドルらしからぬ」情報に触れる方法はほとんどないが、アイドル側がファンの「ファンらしからぬ」情報に触れる方法はいくらでもある。逆にいえば、我々ファンはコロナ禍でもアイドルの「アイドルらしい」情報に触れることができるが、アイドル側がファンの「ファンらしい」情報に触れることは難しい。

うぬぼれかもしれないけれど、本当に彼らは寂しかったんじゃなかろうか。

 

横尾さんがコロナ禍でわんことたくさん遊んでいたのも、「コロナだとどうしても『~やりたいね』『~したい』『~行きたい』ばかりになってしまう」といっていたのも、私は知っている。

でも横尾さんは、私が今年はオレンジの参戦服を買っていないのを知らない。私が厚底のサンダルを、横尾さんの現場にいつかはいていくために買ったのも知らない。

毎年毎年、びっくりするぐらい眩いオレンジ色を着て、団扇をもって、たまに目があう、そのとき、その瞬間の私しか横尾さんは知らない。

だから、今年の夏の私を、横尾さんは知らない。

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最初の話に戻ろう。

横尾さんが「不安」をステージ上で口にした。

でも、今日の「不安」は、歌うことでも、踊ることでも、ステージに立つことでも、自分のファンが、歌割が、カメラ割が少ないことでもなかった。

「皆さんの声が聴けない」こと。「皆さんの顔を見て歌えない」こと。わた、リモートのほうがお客さんいないからのびのびできるんじゃないかな?、と思っていた、私の認識と180度異なっていて驚いてしまった。

「種」のあと、横尾さんは言った。
「皆さんの声を聴くと安心しますねえ」

初日のドアの演出では、ドアが閉まる直前までカメラを自分によらせてニコっと笑ったり、一列になるパフォーマンスの曲終わりに、カメラを優しい顔で見つめたかと思えば、ゆっくりと指ハートを送ってきたりした。


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今日、アンコールが始まる直前、横尾さんは確かにふらふらだったと思う。正直、結構キツそうだった。でも、ヘリポートに向かっての階段を登る横尾さんはスイッチが入ったようにはしゃいでいた。

その後のアンコール、少し疲れた姿は見せながらも全力で「アイドル」を全うした。二日目、雨の東京ドームホテル屋上。デビュー曲Everybody Goの大サビに合わせて、回転するカメラに追いつくようにずっと並走し続けた横尾さん。あまりにも新しい横尾さんで、笑ってしまった。ENDLESS SUMMERでは、今までのどの歌番組よりも、サビのステップでジャンプしていた。東京の空を見上げ、「もう終わっちゃうなあ」と浸っていた、渉。

私たちは彼を愛している。そして、多分、私たちは彼に愛されている。

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横尾さんファン、通称オレンジは、だいぶ愛されてきた自覚は出てきたものの、その実まだ横尾さんの愛に対して懐疑的なところがある。

実は他担の方に『横尾さんってオレンジにめっちゃ優しいよね~!』と言われることのほうが多くて、なんだかそれがこっぱずかしくて素直に受け入れられないところも、ちょっと担タレだなあと思ったりする。

でも、史上初の東京ドームでの無観客配信を2日間やり遂げてくれたKis-My-Ft2を、横尾さんを見て、やっぱりきちんと声を届けないといけないな、と改めて思う。激しい意見、否定的な意見が大きく伝わる世界だからこそ、限られた語彙でも、届くわけがなくても、とりあえず。


渉、種送らなくてごめんなさい。
ブログでやってほしいと言っていたのに演出に参加しなくてごめんなさい。
今後は参加するようにします。
そしてこんなに、こんなに素敵なコンサートをありがとう。
配信でも…配信だからこそ、の部分もあって、気合とこだわりと、楽しませよう、何かを届けよう、ファンの方と一緒に何かを作り上げよう、の気持ちをすごく、すごく感じました。

横尾さんの歌声、聞こえてるよ。歌割来ると、すぐわかるよ。
ダンスも見えてるよ。大丈夫だよ。
カメラ割少ないから…歌割少ないから…そんなことを言っていたのが、気づいたら口パクするわ、カメラ並走するわの視線泥棒になっていてとてもとても楽しんでいます。

早く会いたいね~~~~~~~~!!!!あおうね~~~~!!!!コロナが終わってあえたときは密すぎて真っ青になるようなファンサください!!!!!(???)

大好きだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!