いたれりつくせり。

アニオタからジャニオタ。オタクのオタク。

ミルクの温かさの真冬の夜の夢―W trouble配信について

この3日間、私は2017年にいた。まさに、ジャニーズWESTと関西ジャニーズJr.が見せてくれた真冬の夜の夢だった。

 

※今回のブログに関しては今江くんに集中して書いていますが、私は友人に「降りてないよね?www」と言われるぐらいジャニーズWEST大好きマンなので、もちろんジャニーズWEST出演部分もめちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃ楽しんでます。一応、念のためね。

 

ジャニーズWEST 2020 Live Tour  W Trouble。5月に参加予定だった大阪公演はいわずと知れた新型コロナウイルスの影響で延期→中止。予定されていた初日から、8カ月以上の時を経て今回配信が決まった。

配信は土曜の昼公演だけを、妹と友人のayakoと一緒に見る予定だった。まだ神山担である妹と比べると、私とayakoはどちらも2017年にはWESTを降りている。それでも、WESTのコンサートはとにかく楽しいから、見る。そんな気持ちだったので、その一公演を見る予定でいたのだ。

金曜日の夜、大阪からの帰郷を果たした私は妹からの催促を受け実家でPCをテレビにつなぎ配信画面を開いた。会場が表示されたとき、「どこの会場なんだろう…」とつぶやく妹に対して、「会場なんて別にどうでもよくない?」と、言っていたのだ。少しして妹が、TLで得た知識で大阪城ホールらしい、と教えてくれた。

大阪城ホール?あ~バックつく人もいるんだ。大変だねえ…」

この時は完全に他人事だった。

 

ツアー1曲目、W trouble。フェンス、有刺鉄線、ドラム缶、フェイスペイント。フルサイズでダンスも込みの披露を見て、「キスマイみたいな始まり方だな」と思ったのを覚えている。

2曲目。One Chance。聞きなれたイントロに、「なうぇすとか!?」と叫んでしまった。永遠に2017年を生きている。*1メドレーなどではなく、がっつり一曲踊って歌うのだ。珍しい。

そして3曲目。まさかのUnlimited。また「なうぇすとか!?」と叫んでしまう。たぶん、冒頭の3曲に関しては、ドームでやりたかった演出なのだろう。Unlimitedをフルでやるという選択が面白い。

私が生きていた2017年を彩った空気が、声が、音が、一気に流れ込んでくる。2017年のなうぇすとの時期は、私にとって学生が終わり、社会人になる前の最後の長期休みだった。今江くんがバックについてくれた最後のWESTツアーで、私が濵田くんを降りる前の最後のWESTツアー。「濵」と「今」のうちわを胸に、横浜、福岡、広島を飛び回り、間には京都マラソンや春松竹もあった。とにかくとにかくとにかく楽しかった。

 

2サビ前、センターステージまで歩いてきたジャニーズWEST。パンでカメラが、そこに立つ関ジュたちを抜く。その一瞬の、深く屈伸してから体を伸ばすような動き。 追いかけ、恋焦がれ続けた手の角度。

 

心臓がびっくりするぐらい早鐘を打つ。体が熱い。ジャニーズWESTのツアーのバックに、今江くんがいる。もともとは3月末から5月ぐらいのツアーだったはず。今江くんは3月中旬にポンコツが終わる予定だったから、たぶん…いや、絶対出る予定ではなかっただろう。今江くんがいる。今江くんが踊っている。

 

 

Unlimitedで大きく上を向いて手を振る姿。プリンシパルの君へで、かわいらしくもしっかりと踊る姿(小瀧くんの魔法にかかる今江くん、めちゃくちゃかわいい)。WESTォォォォ!!! ~愛のセッション~、重岡くんのあいさつの後ろにめちゃくちゃ映り込む姿。曲中のジュニア紹介や写真撮影ではおちゃらけて楽しそうに、でも「数えきれない」の歌詞、応援部のような振付の体の反り方、手の伸ばし方が完璧。

私がずっとずっと見たかった踊りがもうこの時点でたくさん見られて満足度がすごい。7.28も、8.1も、8.8も、全てバックにはついていてくれた。それだってもちろん満足だったけれど、何が特別なんだろう。やっぱり、ツアーだからだろうか。やっぱり、2017年の曲を含むセットリストだからだろうか。

WESTのバックにつく今江くんが大好き。浴びるほどダンスが見られて、マイクを持たなくても病む必要もない。主役ではなくわき役としての出番で、でも観客がいない会場を、いつもみたいに観客がいない上の方まで見上げて、ふにゃりと笑って、全力で盛り上げる。そんな彼の姿がびっくりするぐらい大好きで、びっくりするぐらい周りが見えなくなってしまう。

そうだよ、私が好きになったのは京セラドームでキスマイのバックにつく彼で、担当にしたのは京セラドームでWESTのバックにつく彼で、好きになってすぐ通ったのは、なうぇすとでアリーナのバックにつく彼だ。アイドルの彼が、完璧な踊りと、思わずこちらも笑顔になってしまうような笑顔が、大好きなのだ。

そりゃもちろん現地に入りたいけれど、現地だったら今江くんはここにはいない。それはしっかりとわかる。配信だから彼はここにいるのだ。ここまでで「全通」という文字が秒速で頭を駆け抜ける。こんなもん、全通だ。ボタンを押しさえすれば全通ができる世界、最高。現地だったら泣きながらチケツイしてただろう。

Try me now、ジュニアマンション2階で踊り狂う姿。GLORY DAYS、ガラッと変わる曲調で、全力で動く手足。とにかくバックを見るたびに「この踊りは今江くんだ!えっ今江くんだよねうんやっぱり今江くんだ!す、す、す、好き~~~~~~~~~~~~~~~~!」の答え合わせを永遠に繰り返す、大変に楽しい作業だった。君といればドーパミン大放出ウィンター*2ですよ。

 

MCでりゅはまがはけ、少ししてユニットコーナーが始まる。ないかな、Jr.コーナー。ユニットがあるとなくなることが多い。いやいやあの短い松竹座公演でJr.コーナーを作ってくれたWEST先輩だ。WEST先輩を信じろ。でも期待はしない。しないぞ。こたしげが終わる。

聞きなれたサイレンと、激しい重低音のイントロ、赤いライト。キラキラと輝く「関西ジャニーズJr.」の文字。左上には、「♬A.D.D.I.C.T.」。

…この瞬間、地球上で一番幸せな人間は私だったろう。

解説すると、A.D.D.I.C.T.はご存知私のもう一人の担当横尾渉が所属するKis-My-Ft2の楽曲である。2016年までは関ジュ曲や関西先輩グループの曲をカバーすることが多かった関ジュバック界隈で、最初に風穴を開けたのが2017年なうぇすと、当時Funky8と呼ばれていた非公式ボーイズたちのKis-My-Ft2のHairである。関ジュたちが主役となる見せ場で選ばれるのはKis-My-Ft2の楽曲で、2018年WESTivalではGravityを披露している。*3

7.28に担当がのんみちぇFIRE!!のバックについてくれただけでうれしくてブログ*4を書いてしまった私、久しぶりのキスマイ曲メイン披露、カメラめっちゃ抜かれるというご褒美に声にならない「…好きぃぃぃい」を漏らす。最初の歌割とバク転とアップでさえ息絶え絶えだったのに、サビ2回目からの振付で、ちょうど先日話していた「一番好きな振付」が出てきてしまい、とどめを刺されてしまった。一番好きな振付の話は下記。

 性別で分けたいわけではないんだけど、女子が足を開くようなダンスをしているのがあまり得意じゃないのと反対に男子はむしろやってくれ!という気持ち。足をがっとひらいて腰を落とすようなフリが好きで…IGTFとかTAMERとかが本当に好きで…ってこの話ずっとしてる。

やっぱりうちの子はかわいいという雑談|せり|note

 

振付を見て無事成仏した私は下記。

友人にも言われた。そうです。

 

 

 

うちわファンサコーナー、パラパラに登場しないのは配信の構成上仕方がないか、と諦めたものの、その後のパリピポアンセムで「花道から飛び出してくるみんなが見える…」とつぶやいていたら本当に出てきてほっこりびっくりしてしまった。パリピポアンセムのバックはほとんど映らないけど、もう脳内で何十回と見た姿なのでそれだけでうれしい。ありがとうジャニーズWESTパリピポアンセムには花道を彩るジャニーズJr.が必要だよね。わかるわかる。

アンセム終わり、皆さん、うちわをありがとうございました、でぺこりとお辞儀をし、センステでWEST7人と関西ジャニーズJr.8人が揃って終わる。暗転、バレーボールの映像、BIG SHOT!!!!!!!の始まり。旗を振る担当。楽しい!!!楽しすぎる!!!

最後の関西ジャニーズJr.の紹介ではWピースやら敬礼やら、いつも見せてくれる沢山のファンサが見られて、もう、久々のあたりまえにがっつり心をつかまれてしまった。

 

そしてアンコール。ジャニーズWESTはアンコールでちゃんとジュニアを使ってくれるから、愛してしまう。冒頭のW troubleのオマージュとしてキメキメで始まる、あの一曲のためのたこ焼き、あの一曲のための船、あの一曲のためのバックのたこ焼き屋さん衣装。愛しいたこ焼きたちが重そうな船をせっせと運びながらセンステに向かって歩き、周りのジュニアたちが青のりや紅ショウガに見立てたキラキラを振りかける(投げつける)。コロナでもう、すべての「本来意図したかたち」なんてわからないけれど、あのアンコールがあまりにも私の愛する関西のジャニーズすぎて泣き笑いした。

ジャニーズWESTさんたち、WESTォォォォ!!! ~愛のセッション~の一日目の写真撮影タイムではジュニアがあまり映らなかったのを気にしてか、二日目からの写真撮影タイムはジュニアを含めての集合写真にしてくれたりと全体的にかゆいところに手が届きすぎる。オーラスお誕生日公演でジュニア全員にケーキ持ってこさせるところ、ジュニアたちが胸に濵田くんのバッジをつけているところ、それをわざわざ指摘して奥村くんをしっかりと抜くところ。そんななかのチャッカマンをつける担当はいつだってかわいらしく、指先がキレイで丁寧で、後頭部の生え際が愛しい。写真撮影のとき、胸の「濵田くん」を目立たせようと前に出す今江くんが今江くんで、そこも暖かい気持ちになった。

 

さて、この記事の総文字数が9200字近く。本当に?ツイート引用しているから文字数増えているだけだよね?そうだと言ってくれ…と思いながらこの記事を締めようと思う。*5しかしまあ、2020年に書いている記事とは思えないぐらい「2017年」「なうぇすと」って書いたな。2017年の懐古をしすぎて、今朝の夢に出てきた4人が「かつてジャニーズ事務所に所属しWESTのバックについていたが全員現在は事務所所属タレントではない人間」でマジでわら…わらいはしなかったな。そんな彼らも元気そうなんですよ、よかったね。幸せでいてね…。

 

今江大地くんは、このバックのなかでだれよりもふわりとした位置にいる。彼は6月に「役者になる」宣言をして、たぶんコロナがなかったら、室龍太くんのようにもっとどんどん役者の方の道に進んでいるはずだからだ。まあでもコロナがなかったらそもそも役者になる宣言ももっと遅かったか、なかったかもしれないし、もしかしたら普通にバックにつくつもりだったのかもしれない。でもコロナ禍で「役者になる」決断を下したはずの今江くんは、現時点では配信などを通して、ファンを安心させるため、喜ばせるために、踊って、ファンサして、アイドルという仕事に徹底している。

 

だって彼が役者になると決めたとき、嬉しいと同時に、やっぱり寂しかったんだもん。

 結局、大好きな彼のことを、「アイドル」という言葉で表現できないことがもどかしいのだ。「アイドル」という言葉のもつ煌めき、すばらしさ。そしてそれだけではない、後には引けない覚悟のようなもの。

 ステージがあれば、きっと同じだ。彼がいれば、きっと同じだ。でも、この慣れ親しんだ、そしてあまりにも彼にぴったりだと思う「アイドル」というフレーズが使えなくなってしまうこと、やっぱり寂しさがある。

 ブンブンとしか言い表しようのないような手の振り方、どこかのオタクを喜ばせる敬礼やにこにーポーズ。ステージ上の彼と目が合って、こちらに投げかけてくれる視線の温かさ…ステージ上にそのまあるいフォルムを見つけては、一瞬で双眼鏡のピントを合わせるあの瞬間。

なんてったってアイドル|せり|note

 

今回、Try me nowとA.D.D.I.C.T.で大好きなワイルド振付とアクロを堪能したかと思えば、関ジュコーナーと愛のセッションでは可愛いらしい振付にぶん殴られた。くわえてウインク*6やハートなんていう、普段はあまりやらない最高糖度のファンサまでもらってしまい、まあよくこの週末生きていましたねあけましておめでとうございますというのがバカ正直な感想である。

いや、おかしい。今週末こんなに楽しい予定じゃなかった。やはり私の世界の中心は君がいるところだ…と、東京に戻った私がいうのも、説得力がないが。

いつだって舞台からはける背中をみるときはこれが最後かも、と思っているけれど、役者宣言をしてからは余計だ。今回は2020年末というのも、あけおめのグッズに担当の姿がないのもあって、本当に、いよいよ、いよいよ、最後かも。そう思っていてもオーラスの最後の曲は終わってしまって、はけていくピンクのタイとエプロンの下手の「アイドル」の背中に、ばいばい、と手を振る。

アイドルの君の最後を、京セラドームで年始に見たはずだった。でも、それに関しては正直かなり消化不良で終わっている。そんな年始の消化不良を、7月や8月、そしてこの12月のツアー、ミルクのような優しさと甘さで、アイドルの君が溶かしていく。

好きになった時の君がいて、好きになったときのWEST現場に近い空気感で、好きな曲をやってくれた。ジャニーズWESTと関西ジャニーズJr.が魅せてくれた、真冬の夜の夢。

この3日間、今江くんはアイドルだった。いやこれまでもそうだしこれからもそうだけれど、でも、これが君の最後の「アイドル」現場でも、かまわない。そのぐらい楽しかった。いつもありがとう。大好きです。これからもよろしくお願いします。

 

 

そう、WESTの現場はなんといっても、誰もおいていかない優しさと、ばーっとはじける祭のような純度100%の楽しさがウリなのだ。なんでこんな楽しいかな~!大好き!

さて、こんな素敵な配信ライブをしてくれて担当をバックにつけてくれた最強で最高のジャニーズWESTさんの「週刊うまくいく曜日」は2021年1月13日発売です。初回盤Bには夏の松竹座の公演が、Jr.コーナーつきで映像化←本当にどこまで優しいんですか なのでぜひ。JE、マジでWESTさんが頑張っているので在庫もうちょっと頑張って。

私には1円も入らないので…押してね…。

tower.jp

www.youtube.com

 

*1:※One Chanceの披露は2016年と2017年…のはず

*2:Endless Summer/ Kis-My-Ft2

*3:…ちなみにFunky8が誰もついていなかった2019年はやっていないからあれだな、やっぱりこの辺の私と同年代のお兄さんたちがキスマイ曲大好きなのかな…

*4:

 

niseri1012.hatenablog.com

 

*5:先に謝る、ここで「締めようと思う」って書いてからあと2000字近くある

*6:担当を始めてもうすぐ5…えっうそだよね?!う、嘘じゃない…?!5年目になるけど、担当のウインクが見られるなんて、呪術廻戦に感謝するしかない(領域展開するときウインクはしないらしい、しないならなぜ毎回していたの?かわいいんだけど…)