いたれりつくせり。

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横尾渉さん「僕を照らすモノ」初見~2日後までの私的感想まとめ

キスマイソロ曲公開に伴う、ここ2日のキス担の慌ただしさったらない。5/14~16に実施されるライブツアーHOMEにあわせ、「#キスマイHOMEまで待てないウィーク」と称して過去のソロ曲をYouTube上で公開。それだけでなく、1000万回を突破し、1100万回も目前に控えた最新シングルLuv Biasのコメント欄開放。極めつけは新しいソロMVをYouTubeプレミア公開。トレンドに入るわ、急上昇ランキングに乗るわの大わらわ。楽しすぎる。エイベックスを愛してやまない。

全員の曲が全員よくて、それが本当に素晴らしくて10周年にしてここまで「大好きだ~!」の気持ちを持たせてくれる彼らが頼もしくて仕方がないのだけれど、何より今回一番驚いたのが我が担当横尾渉さんの「僕を照らすモノ」。

 


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朝のWSとブログ記事で知ったのは、横尾渉が某ジブリアニメの挿絵を描いていらっしゃる方とコラボをするということと、「僕を照らすモノ」というタイトル。タイトルだけ聞いて、「僕を照らすモノ」とは、(横尾ファンの通称である)オレンジのことかな、そうだったらいいな…。と淡い期待はしていたものの、いやいやわたがそんなに我々に素直だったら泣いてしまう。きっとジブリのことに違いない、と思うにとどめていた。

なにより、19:00から30分ごとに新ソロ曲を公開するということを当日お昼あたりに知らされたものだから、わたわたと仕事を終わらせてプレミア公開を待っていた。トップバッターの可能性も考慮していたけれど、19:00公開の動画は北山くんだったので、「ああこれはいつもの頭文字順だ!」と気を抜いてしまっていた。

さて、19:30。まさかの2番手に動画の公開。優しくて懐かしくてキャッチーな音楽と共に大きなキャンバスに絵の具が飛び散る。わたの曲であると気が付いた瞬間、想像外で完全にパニックになってしまった。

その後のオレンジの花と、オレンジのスカートをはいた女の人のイラスト。歌詞が表示されるタイプのPVで、絵と歌詞がまっすぐ目に飛び込んでくる。こ、これはもしかして?もしかするのか?我々のことを歌っている?とちょびっと期待した。

ただ、Bメロあたりの"いつも優しい人であれ""そして恥じない人であれ"なんて言葉、我々オレンジは言わない。ということは、某ジブリアニメで出てくる某キャラクターの台詞だったりするのだろうか?私はジブリアニメをあまり見ないので何とも言いきれない。もしそうだとしたら、この曲を聴いて「これはオレンジのことですか!?」なんて無知をひけらかしてしまったらひどい有様だ。

 

そして、サビ前までのこの時点で、このソロ曲がたぶん今までの彼のソロで一番好きな曲だ、と確信した。

正直な話、私は渉のソロ曲にそこまで魅力を感じたことはない。特に音源・PVだけのレベルでは。ライブで魅せる演出が「好き」に占める割合が大きすぎるのだ。そのため、ワッタ―弁当*1しかり、キャッチボールをしよう*2しかり、曲だけをCDで何度も聞いたり、苦しいときに思わず聞く、といったことはしたことがなかった。好みの問題でしかないけれど、他のメンバーの曲のほうが素敵だな。I SCREAMのときも、FREE HUGS!の時も、そう思っていた。

ただ、この曲は好きだ。PVもそう。曲調もそう。すごくいい曲だからみんなに見てほしい。そう思った。

 

そして、サビ。先述の通り、この時点で私の「僕を照らすモノは誰でしょう」アンケート(セルフ脳内開催)はジブリキャラ5:オレンジ5ぐらいの割合だったのだけれど、このフレーズで激変した。

「大嫌いって言ったけど 大好きだった本当は 僕は君にどうしてもなりたかったんだ」

あ、私違うわ。「僕を照らすモノ」は、お兄さんの曲だ。横尾渉が、「~なりたかった」という人は、お兄さんしかいない。そう考えると、冒頭Aメロの辞書のくだりもハラオチする。これが答えじゃなかろうか。オレンジではないというほんの少しの落胆と、この曲がどう展開するかのドキドキで胸がいっぱいになった。

…と少しポエミーに書いてみたが、実際のところもうこのフレーズを聞いてからこの歌が自分ごととしてしか捉えられなかった。わかる。私も妹にどうしてもなりたかったので、わかる。逆にここまでわかるわかる言っておいてこれでお兄さんじゃなかったら恥ずかしくてどうすればいいかわからないが、わかる~!という気持ちでいた。そして同時に、(ほぼ兄だろうなと確信していたので)これを渉が(というか作詞家の方が)正直に歌詞にして正直に歌っている事実があまりにも革新的すぎて震えていた。

 

そして、最後のフレーズ。

「だから僕は 僕を好きになれたんだ」

 

「君にどうしてもなりたかった」わたが「僕を好きになれた」10周年、どう考えても記念すべき出来事すぎる。「アイドルになる」しかり、「いつもオレンジありがとう*3」しかり、発言で随所で示してくれてはいたけれども、綺麗なイラストの前で、もはやトレードマークになりつつある眼鏡をかけて、バロンモチーフの真っ白なスーツを着て、そんな横尾渉が、ソロ曲で、「僕を好きになれた」とうたう。わたが僕を好きになれたといったから、5月7日は渉記念日(字余り)

 

渉が「僕を好きになれた」とうたっているのと同じかそれ以上にすごいのが、渉がサビで自己のコンプレックスを歌っていることだ。私はむしろこの事実に心抉られ、しんどさに泣いていたところがある。

 歌詞の「Dear my bro」、そして何より昨日のdTV生特番で分かった、曲のコーラスとしてお兄様方が参加されているという事実。

 

 

私は横尾渉さんに関して最近でいうクソデカ感情をこじらせまくっている。

 

 

ただ好き!とか尊敬している!とかではなく、「めちゃくちゃわかる」というか、共依存というか。それが兄弟コンプレックスに起因するものではないか、ということを昨年noteにしていた。*4

 

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横尾渉は横尾家の三男坊である。そんな横尾渉さんは、兄の話を時折、する。兄に事務所のオーディションに連れられたこと、兄がジャニーさんに気に入られていたこと。ジャニーさんは本当は兄がよかったこと、でも事務所に残ったのは俺だった、ということ。

 今回のパンフレットでも、「選択」と「末路」を聞かれたときに、「兄に連れられてジャニーズ事務所へ入所した」と話している。

 彼の「どうせ俺なんて」という気持ちや、真面目で勤勉なのに、「手を抜いている」と受け取られる姿勢。かつての10000字大炎上でも見られた、どこか斜に構えたようなJr.時代のエピソードの数々。

 舞台の喧嘩のシーン、渉の想いに近いものがあるんじゃないのか。

 

 私が横尾渉さんに感じるどうしようもない情って、「兄弟コンプレックス」に起因するんじゃなかろうか。足の長さで好きになったけれど、顔も芸能界で一番好きだけれど、それよりも「横尾渉」が、兄がきっかけだとしても長年続けることにしたジャニーズ事務所で、Kis-My-Ft2で、いるのを、誰にも知られないいち鑑賞者としてずっと見ていたい。

横尾さんは兄の話をよくする、横尾さんは「どうせ俺なんて」とよくいう、等の理由から、なんとなく兄弟コンプみたいなものがあるのかな、と昨年の時点でうっすら予想はしていたのだけれど。兄弟コンプってどうしても親御さんとかご兄弟のことを悪くいう意図はなくてもなんとなく攻撃的になってしまう部分があると思うので(現に私も妹と相互フォローで両方をフォローしてる方がたくさんいるにもかかわらず「兄弟コンプ(;;)」と大声でツイートしているの、いい迷惑だと思う)なんとな~く正面切って言いづらい空気はあった。

いや、この際だから言ってしまうけれども、渉のお兄様・お父様・お母様、皆さま大変地に足がついていらっしゃるのは常々感じていて、だからこそわたがビジネス的視点で、「職業」として、アイドルをしているのも、普段のTVだったり、インタビューからすごく感じている。でも、時折それがすごく寂しく感じるときがあって、これはファンのエゴでしかないのだけれど、親御さんやお兄様が渉がアイドルをしているという事実をもっと『とんでもないこと』として捉えてほしい、伝わってほしい、というか、彼のおかげで人生をポジティブに動かされている人がこれだけいるという事実が、他のメンバーと比べられたりすることなく(ここ超重要)、伝わったらいいのに!というのは常々感じていた。

…脱線したけれど、私の中ではあくまで「疑惑」だったわたのお兄様に対する感情を、「僕は君にどうしてもなりたかった」って、こんなにもまっすぐに歌ったのが衝撃だった。これを歌って。お兄様方にもコーラスとして入っていただいて。この曲を世にはなった横尾渉というアイドルは、今後どうなっていくんだろう。楽しみだ。楽しみだ。

 

ちなみに、公平を期すために横尾担の中で密やかにわれていた「僕を照らすモノ=たぃぴ論」についても触れておきたい。私もこれ、まったく思わなかったかと聞かれると、初見でほんの少しは思った。でも、「どんなに離れていても 君のことをみつけられる」「一緒じゃないからわかった」というフレーズをずっと一緒にいるたぃぴには使わないだろうな、という消去法だった。

 

あと、PVのエモいところばっかり拾って書いてしまったけれど、単純に足の長いわたにめちゃくちゃ興奮した。ビジュアルがいい。

 

 それと、わたが「メンバーさんや、スタッフさんや、兄弟、『太陽』と『月』に色々な思いを込めた」という風に話してはいるので、私は僕を照らすモノ=オレンジ説、少しはあると思っています。どこかでデレて教えてくれていいよ。イラストの女性がオレンジのスカートをはいているのはよくできた偶然にしても、ちりばめられたオレンジにメンバーカラー以上の気持ちが少しでも込められているのだとしたら、ファンとしてはとても嬉しいな、と思っています。まあこれもただのファンのエゴです。

 

本当にいいPVなので…皆様ぜひ再生してね…。

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そして最後に!読んでくださっている皆様!

今、キスマイは2016、2018、2021それぞれのソロ曲が全てYouTubeで公開され、公式から無料で視聴できるという、ものすんごい状態です!気になった方はぜひ。

そして来週、#キスマイHOME でお会いしましょう~!

avex.jp

多分、ライブで見てから演出こみで感想も書く。とりあえず、鮮度の高いうちに気持ちを残しておきたいなと思ったので書いた。この記事およびツイートはあくまで一連の私の妄想ですのでこれが公式解釈だとは思わないし私の考えを事実としては扱わないでください。

*1:


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*2:

youtu.be

*3:

 

niseri1012.hatenablog.com

 

*4:このnoteは3連作の3作目なので、よかったら上中下の上から読んでほしいな。

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