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いたれりつくせり。

君がナンバーワン!※ただしここの「君」は三人とする♡

ジャニオタ×物理002: あなたのうちわは自担の視界に入ったか

ジャニオタ×物理

 コンサートのアンコール。思い思いに着飾ったジャニオタたちが、手作りうちわを持って必死で立ち尽くす。大好きな自担がこちらを向いている!f:id:niseri1012:20160227085551p:plain

 「…私のうちわ、見てもらえたかな?」「視界には入ったよね?」
  どうしても気になる上記の疑問を今日は解明してみよう。
それではスタート!

 

ジャニオタ×物理前回記事はこちら

ジャニオタ×物理001:サインボール争奪戦 - いたれりつくせり。

 

 

  視界の仕組み 

普通の視界
人間の視野角は、水平に約200度、垂直約125度(下75度、上50度) 
 アイドルの視界に入ったこととなる範囲。
安定注視野

注視点が迅速に安定して見える視野は、水平に60~90度、垂直に45度~70度程度。

無理のない情報需要が可能である、と言われる範囲。うちわを見てもらえる範囲。

有効視野
 情報需要能力に優れる視野は、水平30度、垂直20度程度
 うちわを読んで、認識(ファンサなり)をしてもらえる可能性が高い範囲。
 

  アイドルの目には何が見えている? 

 さて、なんとかめでたくアイドルの視界に入れたとして、自担に肝心のうちわの文字は見えているのだろうか?タレントたちの視力と照らし合わせて考えてみよう。
視力
 まず、日常的に使う視力という概念のおさらい。視力は、
文字や形を視標として用いて、各部の太さや感覚を視角1分、その全体を視角5分としたとき、正常な眼はこれを見分けることが出来る。
という論理のもと成り立っている。
 1分とは1度の60分の1の大きさをいう。
 視力が悪い人は、遠くの物体の細かい隙間を見分ける事ができない=文字や形などの認識ができないということである。

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自担のためのうちわづくり

 早速自担に読んでもらえるうちわをつくっていきたい。ただし、以下を前提条件とする。

①うちわの文字の隙間は最小でも文字サイズの1/5である。
「藤」「輔」「嗣」「瀧」「濵」「毅」「龍」などの文字の中の隙間が、文字本体の1/7ほどしかないことはお分かりいただけるだろうか。今回は上記の説明のとおり視力の基準値を使っているため、1/5以下の隙間が存在する文字は使わないものとする。
②自担はファンサタイムで会場が明るい中、「あなたのうちわを見よう」と立ち止まってじっとあなたのうちわを見ている。
いかんせん基準が視力検査なので、そのぐらいの気合でじーっと見てもらっていると仮定。
③視力は雑誌などでの自己申告。信ぴょう性には欠ける。
 つまり、「以下の計算で得られる値ほど、うちわの文字は見えない」ことを念頭においていただきたい

 

どんなファンサうちわをつくるべきか
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目の水平距離10mの位置にうちわを、それぞれの自担が読むことの出来る文字の限界の大きさを答えよ。なお、ランドルト環が見える距離までを文字が読める範囲とする。
a. 視力2.0の自担
b. 視力1.0の自担
c. 視力0.1の自担
 感覚として、10mは以下の写真の「10」の位置あたり。

   f:id:niseri1012:20160228165834j:plain

 
使う式はこれと、
        f:id:niseri1012:20160228175328p:plain

 以下の三角形*1から求められるこの式。

f:id:niseri1012:20160228183110p:plain

 一旦式の解き方さえ分かれば、それぞれの自担にあわせて代入する数字を変えていくだけである。
a. 視力2.0の自担

f:id:niseri1012:20160228181056p:plain

b. 視力1.0の自担

f:id:niseri1012:20160228181108p:plain

c. 視力0.1の自担

f:id:niseri1012:20160228181126p:plain

 …かなり信じられない結果となっている。
つまり視力2.0の自担は、10m離れた位置から
こんなうちわを持っていても

          f:id:niseri1012:20160228184419p:plain

論理上は見えるはずなのだという。…いや、見えないよ!
そして、視力0.1のタレントたちは10mの位置にあるこのようなうちわ

   f:id:niseri1012:20160228184005p:plain

 
が見えない…!これはなかなか辛い。
 
最後尾でもうちわを持っていくべきか
一文字だけ貼りつけたうちわを、それぞれの自担が読める限界の距離を求めよ。なお、文字の大きさは公式の規定に則りタテ28.5cm、ヨコ29.5cmであるとする。
a. 視力2.0の自担
b. 視力1.0の自担
c. 視力0.1の自担
 先ほどの問題は「距離が与えられ大きさを解く」だったが、こちらは「大きさが与えられ距離を解く」問題。前半の答え(見える文字の限界の大きさ(単位:分))は同じ。二つ目の式を用い、先ほどは文字の大きさを求めたのを、今回は水平距離xを求める。
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a. 視力2.0の自担

f:id:niseri1012:20160228190458p:plain

b. 視力1.0の自担

f:id:niseri1012:20160228190509p:plain

c. 視力0.1の自担 

f:id:niseri1012:20160228190523p:plain

  東京ドームの直径がだいたい240mほどとのことなので、理論上は視力1.0のタレントでも、ドームのかなり後ろの方の簡単なひらがなやアルファベットのうちわだったら見える、ということなのである。…いや、見えないよ!
  そして視力0.1のタレントはこの「20」の位置にいるこの方が持っている四連うちわが見えない。う〜ん、十分有り得る。
    f:id:niseri1012:20160228165834j:plain
 

最後に

 今回は前回記事に比べかなりアバウトな計算が多くなってしまったが、色々計算しなければ知ることもなかった事実も判明し、楽しかった。多分数字が大きくなればなるほど正確では無くなっているのだと思う。
 
次回予告(更新しました)

ジャニオタ×物理003: 「ビリビリせえへん?」攻略!ペンライト - いたれりつくせり。

  

 

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*1:実際この三角形は直角三角形ではなく二等辺三角形となる。ただし、なにぶん角度が小さく、小数点第三位以下の差しか起こらないため今回の式では直角三角形を仕様している。