『じゃあまたステージでね。』
なんと甘美で、それでいて力強いフレーズだろう。
これは2019年8月19日に更新された、関西ジャニーズJr.今江大地くんの日誌の締めのフレーズである。
今江くんは昨日の主演舞台発表 *1 に伴い、前回の更新から2週間足らずで日誌の更新をさせてもらえた。告知と感謝に重点をおいた、無駄のない、綺麗な日誌。
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アイドルとファンとの関係性って、なんだか複雑だ。
誰よりもお互いがいないと成り立たなくて、でもお互いのことなんてほとんど何も知らない。
そういうところを、今江くんは大変よく理解してくれているアイドルであるように思う。
今江くんの日誌には頻繁に「ステージ」という場所が登場する。
『自分がステージに立つのが好きやからね』
『もちろん、ステージで。お会いしましょう。』
たぶん、ファンの「ステージに立ち続けてほしい」という想いを、今江くんは想像もできないぐらい一身に受けているのだろう。
今江くんが「ステージ」と書くとき、今江くんとファンの想いが一致しているように感じる。
「ステージ」。スポットライトに照らされて、襟元をくっと正すような場所。
今江くんはステージに立つ人で、私たちファンは、その輝くステージを見つめて応援する人だ。
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『じゃあまたステージでね。』
最初に目にしてから、このフレーズが頭に張り付いて離れない。ぐるぐると頭の中でまわりつづけるフレーズを、ときおり飴玉を味わうかのように、ころころと転がしている。ファンとの甘い待ち合わせの約束。なんと粋じゃないか。
これは「挨拶」であると同時に「約束」であり「決意」である。
くらくらするほどかっこいい。
同じ日誌に、こんな言葉がある。
『ここから始まる物語がある。
そう確信しています。』
私は今江くんから、ひやり、ぞわりとするような自信が見えるときが好きだ。彼の目のなかでいつも燃えさかっている赤い炎が、その温度が上がり、勢いがついて青い炎となるときが、とんでもなく好きなのだ。
昨日の日誌は、短いけれど、甘くて、温かくて、でもほんの少ししょっぱくて、冷たい、いまにも「未来」という名の音楽が聞こえてきそうな、一番の「生きた」日誌だった。
『じゃあまたステージでね。』
夏の松竹座、もっと行きたかったけれど、潔く諦める準備ができた。
今江くん、
いつも本当にありがとう。
じゃあまたステージでね。